vRealize Operations をアップグレードするときは、環境内のオブジェクトにアラートを出して監視するためのコンテンツ タイプの現在のバージョンをアップグレードすることが重要です。アップグレードしたアラート定義、シンプトム定義、および推奨事項を使用して、環境内のオブジェクトのさまざまな状態についてアラートを出し、幅広い問題のタイプを特定することができます。アップグレードしたビューでは、ダッシュボードやレポートを作成して、環境の問題を簡単に特定してレポートを作成できます。

vRealize Operations 環境でアラート定義、シンプトム定義、推奨事項、およびビューをアップグレードする前に、いくつかのステップが必要になる場合があります。

  • 以前のバージョンの vRealize Operations に付属するアラート定義、シンプトム定義、推奨事項、またはビューのいずれかをカスタマイズしており、これらのカスタマイズしたバージョンを維持したい場合は、この手順のステップを行ってください。
  • 以前のバージョンの vRealize Operations に付属するアラート定義、シンプトム定義、推奨事項、またはビューのいずれもカスタマイズしていない場合は、これらを最初にバックアップする必要はありません。その代わりに、アップグレードを開始して、アップグレードの途中で [デフォルトの内容の再設定] のチェック ボックスを選択します。

前提条件

以前にカスタマイズしたバージョンのアラート定義、シンプトム定義、推奨事項、またはビューがある。

手順

  1. vRealize Operations にアップグレードを開始する前に、アラート定義、シンプトム定義、推奨事項、およびビューのクローンを作成して、これらの変更をバックアップします。
  2. vRealize Operations のアップグレードを開始します。
  3. アップグレードの途中で、[デフォルトの内容の再設定] のチェック ボックスを選択します。

結果

アップグレードが完了すると、カスタマイズしたバージョンのアラート定義、シンプトム定義、推奨事項、およびビューが残され、アップグレードの際にインストールされた現行バージョンも利用できます。

次のタスク

アップグレードされたアラート定義、シンプトム定義、推奨事項、およびビューの変更内容を確認します。その上で、以前に変更したバージョンを残すか、アップグレードしたバージョンを使用するかを決めてください。詳細については、構成ガイドの「コンテンツの管理」の章にある「バックアップの作成」と「コンテンツのインポート」を参照してください。