時間のソース設定が重要である場合は、VMware アプライアンスでホスト時刻同期を無効にし、Network Time Protocol (NTP) を使用します。時間同期用の信頼できるリモート NTP サーバを構成する必要があります。NTP サーバは権限のある時間サーバであるか、または少なくとも権限のある時間サーバと同期していることが必要です。

VMware 仮想アプライアンスの NTP デーモンは、同期されたタイム サービスを提供します。NTP はデフォルトで無効になっているため、手動で構成する必要があります。可能な場合は、本番環境で NTP を使用してユーザー アクションを追跡し、正確な監査とログ保存を通じて悪意のある潜在的な攻撃と侵入を検出します。NTP のセキュリティ告知については、NTP の Web サイトを参照してください。

NTP 構成ファイルは、各アプライアンス上の /etc/ntp.conf ファイルにあります。

手順

  1. 仮想アプライアンスのホスト マシン上の /etc/ntp.conf構成ファイルに移動します。
  2. ファイル所有権を root:root に設定します。
  3. 権限を 0640 に設定します。
  4. NTP サービスに対するサービス拒否増幅攻撃のリスクを緩和するには、/etc/ntp.conf ファイルを開き、そのファイルに restrict 行が存在することを確認します。
    restrict -4 default kod nomodify notrap nopeer noquery
    restrict -6 default kod nomodify notrap nopeer noquery 
    restrict 127.0.0.1 
    restrict -6 ::1 
  5. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
    NTP のセキュリティ告知については、 http://support.ntp.org/bin/view/Main/SecurityNoticeを参照してください。