ワークロードのメトリックは、オブジェクトがアクセスできる実際のキャパシティに対するリソースのオブジェクトの需要を測定します。ワークロード値は、キャパシティの制約を調査する際や、環境内のオブジェクトの全体的な状態を評価する際の、調査ツールとして使用します。
オブジェクトのワークロード
[ワークロード] タブは、単一のオブジェクトに関するデータを以下のように表示します。
- [営業日の週のワークロード] - システムによって計算された、一定期間のオブジェクトの需要キャパシティが示されます。この分析は、6 週間のオブジェクト全体の平均ワークロードをキャパシティに対して時間単位で比較します。結果は需要レベルごとに色分けされて表示されます。これらの説明の後にある色コードを参照してください。
- [ワークロードの内訳] - ワークロードの個々のリソースのデータが示されます(CPU やメモリなど)。値は 5 分ごとに再計算されます。
カスタム グループのワークロード
[ワークロード] タブには、オブジェクト データの表示方法とは異なる方法で、vSphere World などのカスタム グループの情報が示されます。
- [現在のワークロードの内訳] - システムでは、ワークロードの制約が、円グラフ、バッジ、横棒グラフ、およびグリッドなど、いくつかの形式で表示されます。これらの説明の後にある色コードを参照してください。
表 1.
カスタムのワークロードの内訳
フォーマット |
コンテンツ |
円グラフ |
円グラフの各スライスは、総ワークロードに対して、特定の状態(通常、警告、重大など)にあるオブジェクトが占有する割合を表します。スライスをポイントすると、割合がツール ヒントとして表示されます。 |
バッジ |
色付きの各バッジは状態を表し、「緊急」(対処が必要)などの特定状態のオブジェクト数が含まれています。特定状態にあるオブジェクトの数と特定状態にあるオブジェクトのパーセンテージの間でデータを切り替えることができます。キャプションは、グループ内のオブジェクトの合計数を示します。 |
棒グラフ |
過去 4 週間の中にワークロードの問題が発生しているすべてのオブジェクトの割合を示す、視覚的なプレゼンテーションです。 |
グリッド |
グループ内のすべてのオブジェクトは、名前、オブジェクト タイプ、現在の重要度、および全般的な問題の説明ごとに表示されます。オブジェクト名をクリックすると、そのオブジェクトのワークロード詳細を含む、オブジェクトの詳細を表示することができます。 |
オブジェクトの状態のカラー キー
表 2.
オブジェクト ワークロードの状態
バッジの色 |
説明 |
ユーザー アクション |
|
オブジェクトのワークロードは過剰ではありません。 |
注意は必要ありません。 |
|
オブジェクトに何らかの高リソース ワークロードが発生しています。 |
確認し、適切な処置を行ってください。 |
|
オブジェクトのワークロードが少なくとも 1 つの領域で容量に接近しています。 |
確認し、できる限り速やかに適切な処置を行ってください。 |
|
オブジェクトのワークロードが少なくとも 1 つの領域で容量以上となっています。 |
速やかに対処して、問題を回避または修正してください。 |
|
データが使用できません |
|
|
オブジェクトはオフラインです。 |
|
以下に、[ワークロード] タブで、すべての関心のあるオブジェクト タイプのデータを表すメトリックのリストを示します。
表 3.
vCenter Server
データ |
メトリック名 |
CPU キャパシティ |
CPU|合計キャパシティ |
CPU デマンド |
CPU|オーバーヘッドを含まないデマンド |
CPU 使用率 |
CPU|仮想マシン CPU 使用率 |
予約済み CPU |
CPU|予約済みキャパシティ |
CPU オーバーヘッド |
CPU|オーバーヘッド |
メモリ容量 |
メモリ|合計容量 |
メモリ デマンド |
メモリ|マシン デマンド |
メモリ使用量 |
メモリ|ホスト使用率 |
予約済みメモリ |
メモリ|予約済み容量 |
メモリ オーバーヘッド |
メモリ|ESX システム使用量 |
メモリ エンタイトルメント |
メモリ|使用可能なキャパシティ |
表 4.
Datacenter
データ |
メトリック名 |
CPU キャパシティ |
CPU|合計キャパシティ |
CPU デマンド |
CPU|オーバーヘッドを含まないデマンド |
CPU 使用率 |
CPU|仮想マシン CPU 使用率 |
予約済み CPU |
CPU|予約済みキャパシティ |
CPU オーバーヘッド |
CPU|オーバーヘッド |
CPU エンタイトルメント |
CPU|使用可能なキャパシティ |
メモリ容量 |
メモリ|合計容量 |
メモリ デマンド |
メモリ|マシン デマンド |
メモリ使用量 |
メモリ|ホスト使用率 |
予約済みメモリ |
メモリ|予約済み容量 |
メモリ オーバーヘッド |
メモリ|ESX システム使用量 |
メモリ エンタイトルメント |
メモリ|使用可能なキャパシティ |
表 5.
クラスタ コンピューティング リソース
データ |
メトリック名 |
CPU キャパシティ |
CPU|合計キャパシティ |
CPU デマンド |
CPU|オーバーヘッドを含まないデマンド |
CPU 使用率 |
CPU|仮想マシン CPU 使用率 |
予約済み CPU |
CPU|予約済みキャパシティ |
CPU エンタイトルメント |
CPU|使用可能なキャパシティ |
CPU オーバーヘッド |
CPU|オーバーヘッド |
メモリ容量 |
メモリ|合計容量 |
メモリ デマンド |
メモリ|マシン デマンド |
メモリ使用量 |
メモリ|ホスト使用率 |
予約済みメモリ |
メモリ|予約済み容量 |
メモリ エンタイトルメント |
メモリ|使用可能なキャパシティ |
メモリ オーバーヘッド |
メモリ|ESX システム使用量 |
表 6.
ホスト システム
データ |
メトリック名 |
CPU キャパシティ |
CPU|合計キャパシティ |
CPU デマンド |
CPU|オーバーヘッドを含まないデマンド |
CPU 使用率 |
CPU|仮想マシン CPU 使用率 |
予約済み CPU |
CPU|予約済みキャパシティ |
CPU オーバーヘッド |
CPU|オーバーヘッド |
メモリ容量 |
メモリ|合計容量 |
メモリ デマンド |
メモリ|マシン デマンド |
メモリ使用量 |
メモリ|ホスト使用率 |
予約済みメモリ |
メモリ|予約済み容量 |
メモリ オーバーヘッド |
メモリ|ESX システム使用量 |
表 7.
仮想マシン
データ |
メトリック名 |
CPU キャパシティ |
CPU|合計キャパシティ |
CPU デマンド |
CPU|デマンド |
CPU 使用率 |
CPU|使用率 |
CPU リミット |
CPU|実効リミット |
メモリ容量 |
メモリ|合計容量 |
メモリ デマンド |
メモリ|使用率 |
メモリ使用量 |
メモリ|ゲスト使用量 |
予約済みメモリ |
メモリ|使用済みメモリ予約 |
メモリ リミット |
メモリ|実効リミット |
表 8.
リソース プール
データ |
メトリック名 |
CPU キャパシティ |
CPU|合計キャパシティ |
CPU デマンド |
CPU|使用率 |
CPU 使用率 |
CPU|使用率 |
予約済み CPU |
CPU|使用済みの予約 |
メモリ容量 |
メモリ|合計容量 |
メモリ デマンド |
メモリ|ゲスト デマンド |
メモリ使用量 |
メモリ|消費 |
予約済みメモリ |
メモリ|使用済みメモリ予約 |