カスタム プロファイルは、仮想マシンの仮想構成を定義します。カスタム プロファイルを使用すると、残りキャパシティや親オブジェクトの構成に応じた、環境に合う仮想マシンのインスタンスの個数がわかります。特定のオブジェクト タイプのポリシーでカスタム プロファイルを有効にします。vRealize Operations オブジェクト ブラウザの [キャパシティ] タブでこれらのオブジェクト タイプにポリシーが選択された場合は、カスタム プロファイルを使用して残りの仮想マシンが計算されます。

カスタム プロファイルの機能

デフォルト プロファイルと同様に、カスタム プロファイルは仮想マシンのメトリック値に基づいています。カスタム プロファイルは、1 つのオブジェクトに必要な数だけ追加できます。たとえば、2 GBのメモリ デマンド モデルを使用する仮想マシンの 1 つのカスタム プロファイルを作成できます。4 GB のメモリ デマンド モデルを使用する別のカスタム プロファイルを作成できます。

vRealize Operations はカスタム プロファイルを使用して、環境に合う特定のオブジェクトの仮想マシンのインスタンス数を計算します。仮想マシンの数は、オブジェクトで定義されたキャパシティの割り当てとデマンドに基づいています。

カスタム プロファイルのメトリック値を定義したら、カスタム プロファイルを有効にするポリシーとオブジェクト タイプを構成します。

カスタム プロファイルとポリシーを関連付ける方法

カスタム プロファイルを作成したら、次の 1 つ以上のオブジェクト タイプのポリシーで有効にします。
  • データストア
  • データストア クラスタ
  • クラスタ コンピューティング リソース

これで、vRealize Operations オブジェクト ブラウザの [キャパシティ] タブで、そのオブジェクト タイプのすべてのオブジェクトにカスタム プロファイルを使用できるようになります。

親オブジェクトに含めることができる、カスタム プロファイルによって定義された特定の構成を持つ仮想マシンのインスタンスの数を決定するには、[環境] > [オブジェクト] ブラウザ の親オブジェクトの [キャパシティ] タブに移動します。[残りキャパシティ | 仮想マシン追加可能数] ペインを選択します。右上のドロップダウン リストから、カスタム プロファイルが有効になっているポリシーを選択します。残り仮想マシンのセクションにカスタム プロファイルが表示され、環境に合う仮想マシンのインスタンスの個数が示されます。全体的な仮想マシン追加可能数は、最も制約が大きいプロファイルに基づきます。

カスタム プロファイルを確認できる場所

左側のメニューで [構成] > [カスタム プロファイル] をクリックします。vRealize Operations で使用可能なすべてのカスタム プロファイルのリストが表形式で表示されます。[名前] 列のカスタム プロファイルの名前をクリックすると、右側のペインにそのカスタム プロファイルのメトリック値とポリシーが表示されます。

表 1. [カスタム プロファイル] 画面のオプション
オプション 説明
ツールバー オプション

ツールバーの [追加] をクリックして、特定のオブジェクト タイプのカスタム プロファイルを追加します。プロファイルの [垂直の省略記号] をクリックして、次のアクションを実行します。

  • [削除]。選択したプロファイルを削除します。
  • [エクスポート]。選択したプロファイルをエクスポートします。
  • [インポート]。選択したプロファイルをインポートします。
並べ替えオプション

リストをフィルタリングして、作成したフィルタに一致するプロファイルを表示します。名前、説明、オブジェクト タイプ、またはアダプタ タイプでソートすることができます。

フィルタと検索 詳細フィルタと検索ボックスを使用してカスタム プロファイルを検索します。ドロップダウン アイコンをクリックして、名前、説明、オブジェクト タイプ、アダプタ タイプで検索します。