この例では、データセンターの IT 管理者による、雇用スタッフの増加に伴うワークロード増加への対応計画について説明します。管理者は、既存の仮想インフラストラクチャにワークロードを追加する必要があるかどうかを評価するため、ワークロードとして実際の仮想マシンを使用して What-If シナリオを実行します。
前提条件
管理者には、vRealize Operations の運用および vCenter Server オブジェクトの管理のための認証情報が必要です。
手順
- 左側のメニューで、管理者は の順にクリックします。
[What-If 分析] 画面が表示されます。
- [ワークロード プランニング: トラディショナル] ペインで [仮想マシンの追加] をクリックします。
[ワークロード プランニング: トラディショナル] 画面が表示されます。
- [シナリオ名] フィールドに「Workload Staff Hire」と入力し、[場所 - ワークロードの追加先を選択してください] の下のリストから「DC-Boston-16 (vc_10.27.83.18)」を選択します。
右側のフィールドに [いずれかのクラスタ] という語句が表示されます。管理者はリストから「Cluster - 1860」を選択します。
- 管理者は、[アプリケーション プロファイル] フィールドの [既存の仮想マシンからインポート] ラジオ ボタンをクリックし [仮想マシンの選択] をクリックします。
[仮想マシンの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
- 左側の列で、このシナリオで使用する属性を持つ各仮想マシンの名前をダブルクリックします。仮想マシン名は、右側の [選択済み] の列に表示されます。
- [OK] をクリックします。
[ワークロード プランニング] 画面が表示されます。アプリケーション プロファイル フィールドに、前の画面で入力したデータが表示されます。
- [ワークロード プランニング] 画面の [選択された仮想マシン] テーブルの [アプリケーション プロファイル] の下で、[数量] 列に、選択した各仮想マシンの必要なコピー数を入力します。
シナリオは実行できる準備がほぼ整っています。
- 管理者は [日付] 領域で開始日 (2018/03/25) と終了日 (2018/06/30) をそれぞれ選択し、[シナリオの実行] をクリックします。
シナリオが成功しました:ワークロードは収まります。デフォルトでは、
vRealize Operations は、2 つのプロバイダ、通常はハイブリッド クラウド (VMware) と AWS の間で、ワークロードを実行するコストを比較します。プライベート クラウド プロバイダとパブリック クラウド プロバイダの対応するコスト詳細が更新されます。計画シナリオでは、ハイブリッド クラウドと VMware Cloud on AWS とのパブリック クラウド比較も示されます。パブリック クラウドのそれぞれの月次コストを確認できます。
VMware Cloud on AWS |
ハイブリッド クラウド |
最低 4 台のホストを購入するとした上で、選択したワークロードを移行で対応するために VMare Cloud on AWS で必要になるホストの数を表示します。 |
1 か月間の割り当てられたコストを表示します。 |
バランスのとれたワークロード分布での、各ホストの実際の使用容量。 |
CPU、メモリ、およびストレージの使用率を表示します。特定の容量に対するホストのすべての要件を提供します。 |
合計購入コストは、各ホストの実際の月次購入費に、必要なホスト数を掛けて得られます。 |
|
総月次コストは、使用されている CPU と RAM、割り当てられたストレージに基づいて計算され、これは、購入コストの一部として、3 つのりソースすべてがどれだけ使用されているかを示します。 |
|
必要な CPU とメモリは、使用率に基づいて計算されます。 |
|
必要なストレージは、プライベート クラウドでの割り当て済みストレージ容量に基づいて計算されます。 |
|
オンデマンド、1 年、および 3 年のサブスクリプション コストを示します。 |
|
選択された AWS リージョンのコストと、選択されたリージョンに必要な同等のリソースを示します。 |
|
結果
[パブリック クラウド] テキスト ボックスでは、VMware ハイブリッド クラウドと AWS パブリック クラウドとのワークロード実行月次コストが表示されます。
次のタスク
この計画が管理者が実行した最適なシナリオであると考え、この計画を追加ワークロードのサポートに間に合うように実装できます。管理者はワークロード最適化とキャパシティ最適化の機能を使用して、ワークロード パフォーマンスを監視できます。ワークロード最適化の詳細については、vRealize Operations 構成ガイドを参照してください。