vRealize Operations のトラブルシューティング機能を使用して、オブジェクトをクリティカルな状態にしている問題を調べ、ソリューションを特定します。リソースおよび残り時間の問題を解決するには、キャパシティの最適化機能を使用します。

ユーザー インターフェイスの [アラート]、[詳細]、[すべてのメトリック]、および [環境] 領域を使用して、オブジェクトで発生するリソースの競合や残り時間の問題などのクリティカルな問題を調査しました。これらの問題を解決するには、キャパシティの最適化機能を使用できます。

前提条件

環境の関係を調査する「環境の関係を調査する」を参照してください。

環境の関係を調査する「環境の関係を調査する」を参照してください。

手順

  1. 左側のメニューで [最適化] をクリックし、左側のペインで [キャパシティの最適化] の下にある [キャパシティ] をクリックします。[キャパシティ概要] 画面が表示されます。
  2. データセンター [DC-Denver-19] を [選択] します。このデータセンターには問題オブジェクトが含まれています。
    画面下半分のデータが更新され、選択したデータセンター DC-Chicago-12 の残り時間情報と再利用の推奨事項が表示されます。注:データセンターのグラフィックをダブルクリックすると、そのデータセンターの [オブジェクト詳細] ページが表示されます。
  3. グラフで、[並べ替え基準:] から [最も制約が大きいもの] を選択し、グラフの上の CPU|メモリ|ディスク容量から [CPU] を選択します。
    グラフが更新されます。更新後の表示では、使用率値がほぼ 100% に達しており、タイムライン/予測値が使用率値と交差しそうになっています。データセンターでは CPU がすぐに不足します。
  4. ページを下にスクロールして、グラフの下の [推奨] を表示します。
    オプション 1 には、再利用可能なリソース(CPU、メモリ、ディスク容量)の合計が一覧表示されます。オプション 2 には、残り時間を 150 日に増やすために購入が必要なハードウェアが一覧表示されます。
  5. [リソースの再利用] をクリックします。
    [再利用] 画面に DC-Chicago-12 のデータが表示されます。[節約可能量]ペインに、1 か月に $4140 を節約できる可能性があることが表示されます。表の一番上の [過剰サイズの仮想マシン] の横に、合計金額 $4,140 が表示されています。
  6. [過剰サイズの仮想マシン] をクリックします。さらに、表の左側のクラスタ名の横にある山型マークをクリックします。
    クラスタ内のすべての仮想マシンが一覧表示されます。
  7. 表見出しの [仮想マシン名] の横にあるチェック ボックスをオンにします。
    クラスタ内のすべての仮想マシンにチェックが付きます。
  8. [仮想マシンのサイズ変更] をクリックします。
    [仮想マシンのサイズ変更] ページが表示され、サイズ変更できる 20 の仮想マシンが表示されます。
  9. 推奨事項を変更せず、目標削減値も編集せずに、[サイズの変更中において一部の仮想マシンの再起動が必要となるため、ワークロードが中断される可能性があることを承知しました。] チェック ボックスをオンにして、[仮想マシンのサイズ変更] をクリックします。
    サイズ変更アクションが実行されます。

結果

キャパシティの最適化を使用して、クリティカルな問題が発生しているホスト システムの問題を解決しました。データセンターは CPU 不足に陥らず、年間推定 $50,000 近くのコスト削減が実現されます。

次のタスク

オブジェクトにクリティカルな問題が発生しても、他のオブジェクトおよび環境のパフォーマンスに悪影響が及ぶ前に気付けるようにするには、ワークロード最適化アラートの自動化を構成します。『 vRealize Operations 構成ガイド』を参照してください。