vRealize Operations のヒート マップ機能を使用すると、仮想インフラストラクチャ内のオブジェクトのメトリック値に基づいて、トラブルの領域を見つけることができます。vRealize Operations が使用する分析アルゴリズムにより、ヒート マップでオブジェクトのパフォーマンスを本番の仮想インフラストラクチャ全体にわたって比較できます。
事前定義されたヒート マップを利用するか、独自のヒート マップを作成して、仮想環境内のオブジェクトのメトリック値を比較できます。vRealize Operations の [詳細] タブには事前定義されたヒート マップがあり、一般的に使用されるメトリックを比較するのに使用できます。このデータを使用して、仮想インフラストラクチャでの浪費の削減および容量の増加を計画できます。
ヒート マップに表示される内容
ヒート マップには異なるサイズと色の長方形が含まれており、それぞれの長方形が仮想環境のオブジェクトを表します。長方形の色は、1 つのメトリックの値を示し、長方形の大きさは別のメトリックの値を示します。たとえば、あるヒート マップは各仮想マシンの総メモリとメモリ使用率を示します。大きな長方形は総メモリ量の多い仮想マシンを示し、緑色はメモリ使用率が低く、赤色は使用率が高いことを示します。
vRealize Operations は、各オブジェクトとメトリックの新しい値が収集されると自動的にヒート マップを更新します。ヒート マップの下の色付きのバーは凡例です。凡例は、色の範囲の端および中間点が示す値を示します。
ヒート マップのオブジェクトは親によってグループ分けされます。たとえば、仮想マシンのパフォーマンスを示すヒート マップでは、仮想マシンが実行される ESX ホストごとにグループ分けされます。