リモート コレクタ ノードは追加のクラスタ ノードです。これによって vRealize Operations は、より多くのオブジェクトを監視のためにインベントリに収集することができます。データ ノードとは異なり、リモート コレクタ ノードは vRealize Operations のコレクタ ロールのみを実行します。これらのリモート コレクタは、データを保存することも分析機能を実行することもありません。リモート コレクタは、統合されたオブジェクトからデータを収集し、その後、クラスタ ノードにデータを転送します。プライマリ ノードで処理されたデータは、レポートおよび分析として確認できます。

通常、リモート コレクタ ノードは、ファイアウォールの操作、データセンター間の帯域幅の低減、リモート データ ソースへの接続、または vRealize Operations 分析クラスタ上の負荷の低減を行うことを目的として使用されます。

リモート コレクタは、ネットワークに問題がある間はデータをバッファしません。リモート コレクタと分析クラスタ間の接続が失われた場合、リモート コレクタはその間に発生したデータ ポイントを格納しません。その後接続が回復すると、vRealize Operations は接続喪失時の関連イベントを監視または分析に遡及的には組み入れません。

注: vRealize Operations のバージョン 8.10 以降では、新しいリモート コレクタをデプロイできません。データを収集するための新しいエージェントが必要な場合は、クラウド プロキシをデプロイする必要があります。クラウド プロキシのデプロイ方法の詳細については、 Cloud Proxy のインストールを参照してください。
注: Application Monitoring Management Pack では、リモート コレクタはサポートされていません。

vRealize Operations のポート情報は、 ポートとプロトコルで使用できます。

リモート コレクタの健全性の監視

vRealize Operations クラスタをバージョン 8.10 にアップグレードすると、 [クラウド プロキシ] 画面でリモート コレクタのステータスと健全性を確認できます。
  1. vRealize Operations にログインします。
  2. 左側のメニューで [データ ソース] > [クラウド プロキシ] の順にクリックします。

    リモート コレクタの健全性を確認できます。

    オプション 説明
    名前 リモート コレクタの名前。
    IP アドレス リモート コレクタの IP アドレス。
    ステータス リモート コレクタのステータス。リモート コレクタが vRealize Operations に接続されると、ステータスは [オンライン] と表示されます。リモート コレクタが vRealize Operations に接続されていない場合は、[オフライン] ステータスが表示されます。
    バージョン クラウド プロキシのインストールに使用されるバージョン。
    アカウント 作成され、リモート コレクタに関連付けられているアカウントの数。
    タイプ リモート コレクタとクラウド プロキシのどちらであるかを示します。
    ネットワーク プロキシ アドレス リモート コレクタには適用されません。
    ネットワーク プロキシ ポート リモート コレクタには適用されません。
    ターゲット リモート コレクタがデプロイされているターゲットの場所が表示されます。
    データ パーシステンス リモート コレクタには適用されません。
    時間の見積もり リモート コレクタには適用されません。
    フィルタ リモート コレクタのリストをフィルタします。リモート コレクタのリストを検索できます。
    • 名前
    • IP アドレス
    • バージョン
    • アカウント
    • ネットワーク プロキシ アドレス
    • ネットワーク プロキシ ポート
    • ターゲットの場所
    • データ パーシステンス
  3. リモート コレクタをクリックします。
    表 1. [クラウド プロキシ] ページのオプション
    オプション 説明
    プロキシ ID リモート コレクタの ID。
    IP アドレス リモート コレクタの IP アドレス。
    OVA バージョン リモート コレクタのインストールに使用される OVA ファイルのバージョン。
    作成日 リモート コレクタが作成された日付。
    ステータス リモート コレクタのステータス。
    最後のハートビート 前回、vRealize Operations がこのリモート コレクタの健全性チェックを実行したときのタイムスタンプ。リモート コレクタをクリックしてその詳細を確認すると、vRealize Operations はハートビートを送信してリモート コレクタがまだ接続可能かどうかを確認します。
    CPU CPU 使用量。
    メモリ メモリ使用量。
  4. 垂直の省略記号をクリックして、リモート コレクタの名前を変更または削除します。
  5. リモート コレクタを使用して、アダプタの健全性を表示および監視します。
    オプション 説明
    タイプ アダプタ タイプ。
    作成日 アダプタの作成日。
    ステータス アダプタがデータを送信中であるかどうかを表示します。
    前回送信時間 前回、アダプタがリモート コレクタを使用してデータを送信したときのタイムスタンプ。
    収集されたオブジェクト 収集されたオブジェクトの総数。
    収集されたメトリック 収集されたメトリックの総数。