vRealize Operations に必要なリソースは、監視と分析する環境の大きさ、収集するメトリックの数、データを保存する必要がある期間などによって変化します。
特定の環境のニーズを満たす CPU 要件、メモリ要件、ディスク要件を概括的に推測するのは困難です。収集されるオブジェクトの数と種類(インストールされているアダプタの数と種類を含む)、HA の存在、データ保持の期間、対象となる特定のデータ ポイント(シンプトム、変更など)の量など、可変要素は多数あります。
VMware は、サイズ計算を調整して複数バージョンの vRealize Operations の使用データおよび変更に適応できるようにするために、vRealize Operations のサイズ情報を予想して、ナレッジ ベース記事を維持発展させていきます。
ナレッジ ベース記事には、全体的な最大データが示されているほか、監視を予定しているオブジェクトとメトリックの数を入力できる計算シートがリンクされています。数を取得する手段として、vRealize Operations 自体を利用する以下の高度な方法を採用するユーザーもいます。
- このガイドに目を通して vRealize Operations ノードのデプロイと構成の方法を理解する。
- 一時的な vRealize Operations ノードをデプロイする。
- 1 つ以上のアダプタを構成し、この一時ノードが夜通し収集できるようにする。
- 一時ノード上の [クラスタ管理] ページにアクセスする。
- このページの下部にある [アダプタ インスタンス] リストを参考として使用し、ナレッジ ベース記事 2093783 から入手した適切なサイジング用のスプレッドシートにさまざまなアダプタ タイプのオブジェクト合計とメトリック合計を入力します。
- スプレッドシートにあるサイジングについての推奨に基づいて vRealize Operations クラスタをデプロイします。一時ノードにリソースとデータ ノードを追加するか、または初めからやり直すことによって、クラスタを構築できます。
アダプタが多数存在する場合は、必要に応じて、必要な合計になるまで一時ノードで処理をリセットして繰り返します。一時ノードには、通常、大規模エンタープライズからのすべての接続を同時に実行するだけの十分なキャパシティがありません。
別のサイジング方法として、自己監視を利用することもできます。クラスタのデプロイは最善の推測に基づいて行います。ただし、キャパシティがしきい値を下回るときにクラスタにノードまたはディスクを追加する時間が十分にとれるアラートを作成する必要があります。このほか、しきい値に達した時点でE メール通知を作成することもできます。
社内テストでは、8,000 台の仮想マシンを監視した、vRealize Operations のシングル ノード vApp デプロイは、1 週間のうちにディスク容量を使い果たしました。