vRealize Operations Manager には、環境内のオブジェクト間の関係が表示されます。ほとんどの関係は、インストール済みのアダプタによりオブジェクトが検出されると自動的に作成されます。また、vRealize Operations Manager を使用して、通常は関連付けられることのないオブジェクト間に関係を作成することもできます。

オブジェクトは、物理的、論理的、または構造的に関連付けられます。

  • 物理的関係は、オブジェクトが物理環境でどのように接続されているかを表します。たとえば、ホストで実行されている仮想マシン同士は、物理的に関連付けられています。
  • 論理的関係は、ビジネス サイロを表します。たとえば、環境内のすべてのストレージ オブジェクトは、互いに関連付けられています。
  • 構造的関係は、ビジネス バリューを表します。たとえば、データベースをサポートするすべての仮想マシンは、構造的に関連付けられています。
ソリューションは、物理的関係の変更が vRealize Operations Manager に反映されるように、アダプタを使用して環境内のオブジェクトを監視します。論理的関係または構造的関係を維持するため、 vRealize Operations Manager を使用してオブジェクトの関係を定義できます。オブジェクトが関連付けられると、1 つのオブジェクトの問題が、関連するオブジェクトに対する影響として表示されます。そのため、オブジェクトの関係は環境内の問題をすばやく特定することに役立ちます。

親/子関係とは別に、vRealize Operations Manager で新しい関係を定義することもできます。環境内のオブジェクト間の関係は、1 対多、多対 1、または 1 対 1 にすることができ、水平、垂直、または対角レベルで関係を定義できます。