vSphere ソリューションのソリューション管理構成では、回答することで vCenter Adapter に関連するデフォルトのポリシー設定を定義するために役立つ一連の質問が提示されます。vRealize Operations Manager に追加する管理パック ソリューションのポリシーを作成できます。
vRealize Operations Manager での監視目標の定義の動作
ソリューションの管理ワークスペースには、ソリューションの監視目標を定義するオプションが含まれます。ここでの選択によって、ソリューションに関連するオブジェクトを分析、監視するために vRealize Operations Manager で使用されるデフォルトのポリシー設定が決定します。
たとえば、それぞれに固有のオブジェクト グループが含まれている 4 つの個別の本番領域で構成された本番環境について考えます。各本番領域のオブジェクトを監視するには、各領域の監視要件に応じてデフォルト ポリシー設定を設定する必要があります。vRealize Operations Manager には、インフラストラクチャまたは仮想マシンに基づいてデフォルト設定を設定させたり、個々のオブジェクトまたはオブジェクト グループについて警告させたりすることができます。
ソリューションの監視目標を定義する場所
ソリューションの監視目標を定義し、デフォルトのポリシーで監視目標のデフォルトの設定を指定するには、メニューで [管理] をクリックし、左側のペインで の順にクリックして、ソリューションを選択します。[構成] をクリックし、[監視目標の定義] をクリックします。表示される [監視目標の定義] ダイアログ ボックスで、オブジェクト、アラート、メモリ容量、およびvSphereセキュリティ強化ガイドに準拠するコンプライアンスの設定について、質問への回答を選択します。
オプションを選択すると、vRealize Operations Manager によって設定が保存されます。後で [監視目標の定義] ダイアログ ボックスを表示したときにユーザー インターフェイスで選択内容が保持されていないように見える場合でも、選択は依然としてアクティブです。念のために、オプションを再度選択し、[保存] をクリックします。
ポリシーの詳細設定を調整するには、メニューで、[管理] をクリックし、左側のペインで [ポリシー] をクリックします。
オプション | 説明 |
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環境でアラートを受ける必要のあるオブジェクトはどれですか? | アラートを受信するオブジェクトのタイプを選択します。仮想マシン以外、仮想マシンのみ、またはすべてのインフラストラクチャ オブジェクトについて、vRealize Operations Manager アラートを設定できます。 |
どの種類のアラートを有効にしますか? | vRealize Operations Manager では、オブジェクトの健全性、リスク、および効率性のアラートのトリガを有効にできます。 |
メモリ キャパシティの構成基準 | 監視する環境のタイプに基づくメモリ容量モデルを設定します。たとえば、本番環境を監視する場合、パフォーマンスの確保用に穏やかな設定を使用するために [vSphere のデフォルト]のモデルを選択します。テスト環境および開発環境では、[最も積極的]な設定を使用します。すべての割り当て済みメモリを容量計算に使用する場合は[最も保守的]な設定を使用します。 |
vSphereセキュリティ強化ガイド アラートを有効にしますか? | 継続的かつ安全に vSphere オブジェクトを評価、運用するには、vSphereセキュリティ強化ガイドを使用します。このアラートを有効にした場合、vRealize Operations Manager では vSphere セキュリティ強化ガイド のルールに対してオブジェクトを評価します。 vSphere 6.0 オブジェクトは vSphere 6.0 セキュリティ強化ルールに対して評価され、vSphere 5.5 オブジェクトは vSphere 5.5 セキュリティ強化ルールに対して評価されます。 |
詳しい情報のリンク | 監視目標の選択に関する詳細情報を表示するには、[詳しい情報] をクリックします。 |
vSphereセキュリティ強化ガイドについては、http://www.vmware.com/security/hardening-guides.html を参照してください。