グループは、環境内の任意の数およびタイプのオブジェクトを含めることができるコンテナです。vRealize Operations Manager は、グループ内のオブジェクトからデータを収集し、ダッシュボード内の結果とユーザーが定義したビューを表示します。

グループの仕組み

グループは、vRealize Operations Manager によってインストールされるかアダプタによって作成されます。またはユーザーが作成します。グループ基準に基づいて、グループを使用して環境を編成し、グループ内のすべてのオブジェクトを一緒に監視できます。また、グループにポリシーを割り当てて、グループのメンバーシップを動的にすることもできます。

たとえば、vSphere ホストのセットがあり、ホストがメンテナンス モードになってもアラートを生成しないようにする場合は、それらの vSphere ホストを 1 つのグループにまとめ、メンテナンスのスケジュール設定が含まれたポリシーを割り当てることができます。メンテナンスの期間、vRealize Operations Manager はそれらのオブジェクトに対するメトリックを無視し、アラートを生成しなくなります。メンテナンス期間が終了すると、vRealize Operations Manager はオブジェクトの監視を再開し、機能停止が発生するとアラートを生成します。

カスタム グループを確認できる場所

作成したカスタム グループにアクセスするには、最上部のメニューで [環境] をクリックし、[カスタム グループ] タブをクリックします。

カスタム グループのオプション

[追加] ボタンをクリックしてグループを追加します。ユーザーが作成したグループのみを編集、クローン作成、または削除できます。vRealize Operations Manager を使用して、またはアダプタによってインストールされたグループを変更することはできません。

[横方向の省略記号] をクリックすると、カスタム グループをインポートまたはエクスポートできます。グループ データ グリッドに、各グループの状態の概要が表示されます。[すべてのフィルタ] オプションを使用して、名前、ID、グループ タイプ、説明の各列に基づいてカスタム グループを並べ替えることができます。

列に基づいてカスタム グループのリストを並べ替えるには、次の列の横にある矢印をクリックします。
  • 名前
  • 健全性
  • リスク
  • 効率
  • 説明
  • メンバー数
表 1. グループ データ グリッドのオプション
オプション 説明
名前 グループ名を選択すると、そのグループの概要が表示されます。名前の右側を選択して、グループを編集、クローン作成、または削除します。
概要 グループの健全性、リスク、および効率の重要度。赤色、オレンジ色、または黄色の重要度のグループをクリックすると、グループ内のオブジェクトに関する潜在的な問題についての詳細を取得できます。
メンバー数 選択したグループのメンバー数が表示されます。
ポリシー 選択したグループに関連付けられているポリシーが表示されます。
動的メンバーシップ グループが静的か動的かが表示されます。使用可能なオプションは、true と false です。
定義基準 グループの属性を定義したユーザーが表示されます。次のオプションを使用できます。
  • システム
  • ユーザー定義
  • Management Pack