クラウド環境のオペレーティング システム ライセンス コストと VMware ライセンス コストの合計を編集できます。ライセンスの合計固定コストを vRealize Operations Manager で設定できるようになりました。ライセンスの合計コストは、データセンターに存在するすべてのホストにわたって分割されます。ELA 課金ポリシーまたはソケット単位の値を選択することで、ライセンス コストを編集できます。

手順

  1. [管理] をクリックし、左側のペインで [構成] > [コスト ドライバ] の順にクリックします。
  2. [コスト ドライバ] タブで、[ライセンス] をクリックします。
  3. ライセンス コストを変更するために必要な編集モードを選択します。
    • [すべてのデータセンターについて編集] モードでは、すべてのデータセンターについて単一のコスト ドライバ値をカスタマイズできます。特定のデータセンター モードで行われたカスタマイズはすべて失われます。
    • [特定のデータセンターについての編集] モードで編集を行うと、データセンターごとに異なるコスト ドライバ値をカスタマイズできます。すべてのデータセンター モードで行われたカスタマイズはすべて失われます。
      注: 編集モードとして特定のデータセンターに対して [編集] を選択すると、[データセンターの選択] オプションが有効になります。ドロップダウン メニューからデータセンターを選択します
  4. [保存] をクリックします。
    コスト ドライバには、クラウド環境内のすべてのライセンスが表示されます。
    カテゴリ 説明
    名前 オペレーティング システムのカテゴリが表示されます。Windows または Linux 以外のオペレーティング システムの場合は、オペレーティング システムがコスト ドライバの [その他のオペレーティング システム] に分類されます。
    注: vSAN コストの計算に、2 つの新しいコスト構成要素である、ソケットあたりの VMware vSAN の月次コストと、VMware vSAN SnS の月次コストが含められました。これらの構成要素のデフォルト値は、リファレンス データベースの値に基づきます。
    Windows オペレーティング システムのライセンス コストは、次のいずれかのカテゴリに分類されます。
    コア単位のライセンス、適用対象:
    • Windows Server 2016
    • Windows Server 2019
    ソケット単位のライセンス、適用対象:
    • Windows NT 4.0
    • Windows Server 2003
    • Windows Server 2008
    • Windows Server 2012
    インスタンス単位のライセンス、適用対象:
    • Windows XP
    • Windows Vista
    • Windows 98
    • Windows 95
    • Windows 8
    • Windows 7
    • Windows 3.1
    • Windows 2000
    • Windows 10
    仮想マシン 特定のオペレーティング システムで実行されている仮想マシンの数が表示されます。
    ソケット数 特定のオペレーティング システムが実行されているソケットの数が表示されます。
    請求単位 コストがソケットと ELA のどちらの単位で課金されるかが表示されます。
    注: [請求単位] 列を編集して、コストがソケット、コア、インスタンス、または ELA の単位で課金されることを示すことができます。
    総コスト 特定のオペレーティング システムの総コストが表示されます。
  5. [保存] をクリックします。

結果

vRealize Operations Manager では、入力内容に基づいて総コストが計算および表示され、選択したオプションによって [請求単位] 列が更新されます。