vRealize Operations Manager では、新しいグローバル プロパティであるクラスタ使用率のシーリング係数が導入されています。クラスタ使用率のシーリング係数を使用すると、切り上げに使用する値(シーリング値)を指定し、クラスタの基準レートを計算できます。

クラスタの実際の使用率モードを使用して基準レート コスト計算が行われている場合にのみ、シーリング係数を使用できます。シーリング係数の値を設定すると、クラスタの実際の使用率が、次に大きいシーリング値の倍数に切り上げられます。シーリング値が 0 の場合、予想使用率は実際の使用率と等しくなります。シーリング値が 20 の場合、特別なケースとは見なされないため、実際の使用率は次に大きい倍数に切り上げられます。
注: シーリング値の範囲は 0 ~ 20 です。この範囲外の値が指定されている場合は、デフォルト値の 5 がシーリング係数として使用されます。

クラスタの基準レートの計算方法を設定する方法

クラスタの基準レートの計算方法を変更するには、[管理] > [構成] > [コスト設定] > [クラスタ コスト] ページに移動する必要があります。クラスタの基準レートの計算方法の横にある [変更] をクリックして、[クラスタの実際の使用率] を選択します。

クラスタ使用率のシーリング係数の場所

クラスタのシーリング値を設定するには、[管理] > [管理] > [グローバル設定] > [クラスタ使用率のシーリング係数] に移動する必要があります。0 ~ 20 のシーリング値を入力し、[保存] をクリックします。

コスト メトリックの変化を参照するには、コスト計算ステータスを実行してクラスタを選択します。

CPU のクラスタの実際の使用率が 30% で、メモリが 45% で、指定されたシーリング値が 10 の場合、
  • クラスタ CPU 予想使用率 (%) = 40
  • クラスタ メモリ予想使用率 (%) = 50

実際のクラスタ使用率は、次に大きいシーリング値に切り上げられます。

クラスタ使用率のシーリング係数を 0 または 20 に設定すると、メモリ予想使用率の値は次の数値に変化します。たとえば、シーリング係数を 0 に設定すると、予想使用率の値は 1 に変化します。

ネーム スペース コスト メトリックのロールアップのサポート

Point of Delivery (Pod) 仮想マシン (VM) のコスト メトリックが強化され、次のシナリオがサポートされるようになりました。
  • Pod VM のコスト メトリックがネーム スペースおよびゲスト クラスタ レベルにロールアップされます。
  • ネーム スペース内に存在する仮想マシン、Pod、ゲスト クラスタのすべてのコスト メトリックがネーム スペースおよびゲスト クラスタ レベルにロールアップされます。
    古いコスト メトリック ロールアップされたコスト メトリック
    有効 MTD 総コスト 追加日次コストの集計
    削除済み仮想マシンの日次コスト 削除済み仮想マシンの日次コストの集計
    日次 CPU コスト CPU 日次コストの集計
    日次メモリ コスト メモリ日次コストの集計
    日次ストレージ コスト ストレージ日次コストの集計
    日次追加コスト 追加日次コストの集計