vRealize Operations Manager では vRealize Automation が管理するオブジェクトへのアクションが制限され、vRealize Automation で設定された制約にアクションが違反しないようにされています。
環境内のオブジェクトを vRealize Automation で管理する場合は、これらのオブジェクトに対して vRealize Operations Manager でのアクションは使用できません。たとえば、ホストまたは親オブジェクトを vRealize Automationで管理する場合、そのオブジェクトへのアクションは使用できません。
この動作は、[仮想マシンのパワーオフ]、[仮想マシンの移動]、[コンテナのリバランス]など、すべてのアクションに適用されます。
vRealize Automationで管理されるオブジェクトに対するアクションの除外をオン/オフにすることはできません。
アクションによる管理対象オブジェクトの判別
アクションは vRealize Automationで管理されるリソース コンテナのオブジェクトをチェックして、どのオブジェクトが vRealize Automation で管理されているかを判別します。
- コンテナのリバランスなどのアクションは、データセンター コンテナまたはカスタム データセンター コンテナの子オブジェクトをチェックして、オブジェクトがvRealize Automationで管理されているかどうかを判別します。オブジェクトが管理対象であれば、これらのオブジェクトに対してアクションは表示されません。
- 仮想マシンの移動アクションは、移動する仮想マシンが vRealize Automationで管理されているかどうかを判別します。
仮想マシンが管理対象か 仮想マシンの移動アクションの結果 対象の場合 vRealize Operations Manager ユーザー インターフェイスにはその仮想マシンに対して仮想マシンの移動アクションは表示されません。
対象でない場合 仮想マシンの移動アクションにより、仮想マシンが新しいホスト、データストア、または新しいホスト/データストアに移動されます。仮想マシンの移動アクションでは、新しいホスト/データストアが vRealize Automationの管理対象であるかどうかはチェックされません。
- スナップショットの削除アクションは、仮想マシンやデータストアが vRealize Automationで管理されているかどうかを判別します。
vRealize Automationの管理対象でないオブジェクトへのアクション
vRealize Automationで管理されないホストや親オブジェクトについては、vRealize Automation の管理対象でない仮想マシンだけがアクション ダイアログに表示され、vRealize Automation で管理されない仮想マシンにだけアクションを実行できます。すべての子オブジェクトが vRealize Automationで管理されている場合は、ユーザー インターフェイスに「選択したアクションで使用可能なオブジェクトはありません」のメッセージが表示されます。
複数のオブジェクトにアクションを試みた場合
複数のオブジェクトを選択して、仮想マシンのパワーオフなどのアクションを実行しようとすると、仮想マシンのパワーオフ アクション ダイアログ ボックスには、vRealize Automationの管理対象にないオブジェクトだけが表示されます(仮想マシンのサブセットが含まれることがあります)。