ダッシュボードは、Amazon Web Services の問題を vRealize Operations Manager で監視、およびトラブルシューティングを行うために使用するユーザー インターフェイスを提供します。

ダッシュボードにアクセスするには、[ダッシュボード] を選択してから、[AWS] を選択します。

表 1. AWS ダッシュボード
ダッシュボード名 目的
AWS アラート アラート ダッシュボードは、システムで生成された Amazon Web Services のパフォーマンス情報をレポートします。vRealize Operations Manager 5.8 以降では、Amazon Web Services Cloudwatch から受信したアラートもダッシュボードに表示されます。
AWS ASG の使用率

Auto Scaling グループ (ASG) ダッシュボードを使用して、ASG の CPU、ディスク I/O、ネットワーク転送、受信/送信、およびインスタンス数のメトリックにおいて使用率が高くなっている ASG グループを特定します。この情報を使用して、ASG パラメータを調整するためにアクションが必要かどうかを判断します。たとえば、CPU メトリックのスケーリングのしきい値を上げるか下げることが必要な場合があります。

デフォルトでは ASG メトリックは収集されません。グループを作成するときにこれらを有効にする必要があります。これは、GroupDesiredCapacity などの、Auto Scaling グループに直接属するメトリックにのみ適用されます。インスタンス集計 CPU 使用率などの、ASG の集計インスタンス メトリックには適用されません。

AWS ディスク容量

ディスク容量ダッシュボードを使用して EBS ボリュームを監視して、ディスク容量が不足しているかどうかを確認し、将来のストレージ ニーズに対応するための適切なアクションを行います。デフォルトでは、Amazon Web Services はディスク容量をレポートしません。

ディスク容量などの追加のメトリック、および対応する価格にアクセスする方法の詳細については、http://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/DeveloperGuide/mon-scripts.html の Amazon Web Services のドキュメント ページを参照してください。

AWS インスタンスのヒートマップ インスタンスのヒートマップを使用して、CPU/ディスク/ネットワークのメトリック要素を監視し、パフォーマンスが低下しているインスタンスを特定します。
AWS インスタンスの使用率 これを使用して、CPU、ディスク I/O、ネットワーク転送、受信/送信、およびメモリのメトリックにおいて使用率が高くなっている EC2 インスタンスを特定します。この情報を使用して、EC2 インスタンスを調整してシステムを最適化できるかどうかを判断します。
AWS のトラブルシューティング

このダッシュボードは、問題についてユーザーから問い合わせがあり、そのユーザーが使用しているデバイスが判明している場合に最適です。そのタイプのデバイスを検索するか、名前が判明している場合はその特定のデバイスを検索することができます。

デバイスを選択すると、関係ツリーにアイテム、その親、子が表示されます。健全性、ワークロード、アノマリ、および障害を観察して、これらの領域でシステムがどのように機能しているかの概要を把握できます。Interesting Metrics ウィジェットの情報を使用して、問題の根本原因を特定することができます。Health、Anomalies、および Events Mash-up ウィジェットを使用すると、システムの変更を比較して、相互の影響を確認することができます。

AWS ボリュームのパフォーマンス ボリュームのパフォーマンス ダッシュボードを使用して、ディスク読み取り時間、ディスク書き込み時間、ディスク読み取り操作のボリューム、またはディスク書き込み操作のボリュームが高くなっている Elastic Block Store (EBS) ボリュームを特定します。
AWS の可用性 このダッシュボードを使用して、各 AWS サービスの可用性を表示します。
AWS インベントリ このダッシュボードを使用して、各リージョンの各 AWS サービス インスタンスの数を表示します。
AWS 最適化 このダッシュボードを使用して、AWS サービスを効果的に使用しているかどうかを確認します。
表 2. AWS - その他のすべてのダッシュボード
ダッシュボード名 目的
AWS サービス
  • CloudFormation スタック
  • コンピューティング: EC2
  • コンピューティング: 柔軟性に優れたコンテナ
  • コンピューティング: Lambda 関数
  • データベース: Dynamo
  • データベース: Elasticache
  • データベース: RDS
  • データベース: Redshift
  • デスクトップ: Workspaces
  • ネットワーク: ロード バランサ
  • ネットワーク: VPS
  • シンプルなキュー サービス
  • ストレージ
[AWS Services] を選択し、ダッシュボードを選択して、特定のサービス関連情報を表示します。