トラブルシューティング ワークベンチでは、オブジェクトに対してトリガーされたアラートに対して高度なトラブルシューティング タスクを実行します。vRealize Operations Manager の既知の問題と未知の問題の両方を調査できます。
トラブルシューティング ワークベンチを確認できる場所
- コンテキストのアラートでトラブルシューティング ワークベンチを起動するには、メニューで [アラート] をクリックします。アラート リストからアラートをクリックし、[潜在的な証拠] タブの [ワークベンチを起動] をクリックします。
- コンテキストのアラートでトラブルシューティング ワークベンチを起動するには、メニューで [環境] をクリックし、グループ、カスタム データセンター、アプリケーションまたはインベントリ オブジェクトを選択します。オブジェクトをクリックし、[アラート] タブをクリックします。[潜在的な証拠] タブの [ワークベンチの起動] をクリックします。
- コンテキストのオブジェクトに関する既知の問題または未知の問題を調査するには、オブジェクトを検索するか [環境] をクリックしてオブジェクトを見つけ、上部にある [トラブルシューティング] をクリックします。
トラブルシューティング ワークベンチの機能
- 調査するオブジェクトのみを選択するか、または、スコープを増やしていくつかのアップストリームおよびダウンストリームの関係を含めることができます。スコープを増やしていくと、より多くのオブジェクトがインベントリ ツリーに表示されます。
- カスタム スコープを選択して、選択したオブジェクトを含めることができます。[カスタム] をクリックしてインタラクティブ ウィンドウを開き、そのウィンドウでポインタを使用してオブジェクトを視覚的に再配置し、関係を表示し、ピアを追加して、関係を変更します。オブジェクトの詳細を表示するには、そのオブジェクトの上にポインタを数秒間置きます。カスタム スコープをリセットして、最初からやり直すことができます。
- ドロップダウン メニューを使用して、表示するオブジェクトのタイプを絞り込むことができます。
デフォルトの時間範囲は、コンテキストがアラート ベースの場合はアラートがトリガーされる前の 2 時間 30 分で、コンテキストがオブジェクト ベースの場合は現在時刻の前の 1 時間です。日付と時間のコントロールを使用して、最長 7 日間までの異なる時間範囲を選択できます。
潜在的な証拠は、イベント、プロパティの変更、およびアノマリのメトリックに基づいています。これらは、[潜在的な証拠] タブの トラブルシューティング ワークベンチの変更の右側に表示されます。これらのセクションの情報は、カードとして表示されます。
- イベント
- メトリックの変化に基づいてイベントが表示されます。通常の動作に違反したメトリックのイベントと、選択したスコープおよび時間内に発生した主要イベントが表示されます。カードは、履歴データおよび受信データに基づいて計算されるメトリックの動的しきい値に基づいています。
- プロパティの変更
- 選択したスコープおよび時間内に発生した重要な構成変更が表示されます。単一のプロパティの変更と複数のプロパティの変更の両方が表示されます。複数のプロパティの変更の場合は、最新の変更と以前の変更を表示できます。
- アノマリのメトリック
- 選択したスコープおよび時間内に大幅に変化したメトリック。変化の程度に基づいて結果がランク付けされます。現在の時間範囲での時間スライスによる比較に基づいた最新のアノマリのメトリックに、最も高い加重が付与されます。
カードのポップアウト オプションをクリックすることで、トラブルシューティング ワークベンチに表示されている任意のカードの詳細を確認できます。カードを閉じて、トラブルシューティング ワークベンチに表示しないようにすることができます。カードを再度ロードするには、[時間範囲] の [移動] をクリックします。
メトリックをピン留めすると、トラブルシューティング ワークベンチの [メトリック] タブにそれが表示されます。[メトリック] タブでメトリックをさらに調査することができます。ピン留めしたメトリックと、タブに表示されている他のメトリックを比較することができます。ピン留めしたメトリックを閉じて、特定のオブジェクトの他のメトリックを参照することができます。
同様に、[アラート] および [イベント] タブで、潜在的な証拠をさらに調査します。アラートをフィルタおよびグループ化することができます。選択したスコープ内の特定のオブジェクトに対するアラートに注目する場合は、すべてのアラートをクリアしてから、スコープ内のオブジェクトをクリックします。