親子関係は通常、環境内の相互関係があるオブジェクト間で発生します。たとえば、vCenter Adapter インスタンスのデータセンター オブジェクトには、データストア、クラスタ、ホスト システムの子オブジェクトがある場合があります。

最も一般的なオブジェクトの関係は、同様のオブジェクトをグループに集めることです。親オブジェクトを持つカスタム グループを定義すると、そのオブジェクトとその子孫に対するアラートがそのグループの概要に表示されます。通常は関連付けられることのないオブジェクト間に関係を作成することができます。たとえば、グループ内のオブジェクトに子オブジェクトを定義する場合があります。このタイプの関係は、オブジェクト関係を構成することで定義します。

手順

  1. [ホーム] ページで、[管理] を選択します。次に、左側のペインで [構成] > [オブジェクトの関係] を選択します。
  2. [親選択] 列でオブジェクト タグを展開し、親オブジェクトとして機能するオブジェクトを含むタグ値を選択します。
    タグ値のオブジェクトが第 2 列の上部ペインに表示されます。
  3. 親オブジェクトを選択します。
    現在の子オブジェクトが第 2 列の下部ペインに表示されます。
  4. リスト列の右側の列で、オブジェクト タグを展開し、親と関連付ける子オブジェクトを含むタグ値を選択します。
  5. (オプション) オブジェクトのリストが長い場合、リストをフィルタリングして子オブジェクトまたはオブジェクトを検索します。
    オプション 操作
    オブジェクト タグ リストに移動してオブジェクトを検索 リスト列の右側のペインでオブジェクト タグを展開し、オブジェクトを含むタグ値を選択します。タグ値のオブジェクトがリスト列に表示されます。同一タグに複数の値を選択すると、リストには、どちらかの値を持つオブジェクトが表示されます。複数の異なるタグにそれぞれ値を選択すると、リストには、選択した値をすべて持つオブジェクトのみが表示されます。
    名前でオブジェクトを検索 オブジェクト名の全部または一部が既知の場合、[検索] テキスト ボックスにそれを入力し、Enter キーを押します。
  6. あるオブジェクトを親オブジェクトの子オブジェクトにするには、リストからオブジェクトを選択し、第 2 列の上部ペインの親オブジェクトにドラッグするか、または [すべてのオブジェクトを親に追加] アイコンをクリックして、リスト上のすべてのオブジェクトを親オブジェクトの子にします。
    Ctrl キーを押しながらクリックして複数のオブジェクトを選択するか、Shift キーを押しながらクリックしてオブジェクトの範囲を選択できます。

例: 子オブジェクトを持つカスタム グループ

IT 部門のサービス レベルの容量要件を確実に満たすため、vRealize Operations Manager に環境内のオブジェクトを監視させる場合、カスタム グループにオブジェクトを追加して、グループ ポリシーを適用し、グループ内のオブジェクトのメンバーシップに影響を及ぼす条件を定義します。サービス レベル要件に影響しないオブジェクトのキャパシティを監視する場合は、オブジェクトを親オブジェクトの子としてグループ内に追加できます。子オブジェクトにキャパシティの問題がある場合、そのグループの概要に親オブジェクトに関するアラートが表示されます。