vRealize Operations Manager リリースごとに、多くのメトリックが廃止されるか無効になります。これらの変更は、キャパシティ分析を更新し、製品スケールを高めます。VMware は、このような変更の多くを透過的またはそれに近い形で行っています。それでも、使用している可能性のある管理パックのほか、ダッシュ ボードや作成したレポートに、複数の変更が影響することがあります。そのため、アップグレード前には、vRealize Operations Manager Pre-upgrade Readiness Assessment Tool(評価ツール)を実行してください。その詳細なレポートを通じて、環境への影響を正確に把握することができます。

評価ツールを実行する理由

vRealize Operations Manager でのさまざまな変更がユーザー エクスペリエンスに影響を与える可能性があります。評価ツールを実行すると、変更によって影響を受けるシステム内のすべての箇所を特定した HTML 形式のレポートが得られます。さらに、評価ツールは、以前のリリースからアップグレードするときに、コンテンツ内で行う必要のある正しい変更に関する推奨事項を示します。

注: 評価ツールは、評価対象の vRealize Operations Manager インストールのインスタンス(通常は本番システム)で実行する必要があります。評価ツールは、システム内で何も変更せず、実行が完了すると自己削除します。残されるのは評価結果だけです。これは、 vRealize Operations Manager Administration ユーザー インターフェイスの [サポート バンドル] セクションからダウンロードできるサポート バンドルです。

評価ツールは環境を検証して、アップグレードの準備が整っていることを確認します。たとえば、ESXi のバージョンが製品の要件を満たしていない場合、評価ツールは、問題を特定し、[Systems Validation] タブに推奨事項を提示します。

評価ツールを実行する詳細な手順については、vRealize Operations Manager 8.2 Pre-Upgrade Readiness Assessment Tool の実行を参照してください。

以前のバージョンの vRealize Operations Manager から 8.2 へのアップグレード パスを表示するには、vRealize Operations Manager アップグレード パスを参照してください。