仮想マシンでカスタム スクリプトを実行し、カスタム データを収集して、メトリックとして使用することができます。
前提条件
- カスタム スクリプトを使用して実行するすべてのスクリプトでは、単一の整数値を出力する必要があります。出力が単一の整数値ではない場合、ユーザー インターフェイスにエラーが表示されます。
- カスタム スクリプトは、仮想マシンのオペレーティング システムでスクリプトを実行するために、Telegraf の exec プラグインを使用します。このスクリプトは、オペレーティング システムに Telegraf エージェントをインストールしたユーザーによって実行されます。Linux オペレーティング システムでは、特定の権限を持つ arcuser という特殊なユーザーが、このエージェントをインストールするために作成されます。その結果、exec プラグインでは、 arcuser ユーザーを使用してスクリプトを実行します。arcuser でカスタム スクリプトを使用するスクリプトを実行できることを確認します( arcuser には、スクリプトを実行するための権限が必要です)。たとえば、vRealize Application Remote Collector によって自動的に作成された arcuser には、/root ディレクトリに格納されているスクリプトを実行する権限がありません。
- スクリプトは /opt/vmware フォルダに配置する必要があります。
インスタンス設定
オプション | 説明 |
---|---|
ステータス | カスタム スクリプトの実行を有効にします。 |
表示名 | スクリプトに適切な名前を追加します。* は無効な文字であるため、名前に使用することはできません。 |
Filepath | エンドポイント仮想マシン上のスクリプト ファイルへのパスを入力します。 |
プレフィックス | 必要に応じてプリフィックスを入力します。 |
引数 | スクリプト内の引数を一覧表示します。 |
タイムアウト | 仮想マシンのスクリプト実行タイムアウトを入力します。 |
スクリプトを保存すると、[カスタム スクリプト] ダイアログ ボックスの左側のペインにスクリプトが表示されます。左側のペインで [追加] または [削除] ボタンをクリックをして、スクリプトを追加または削除できます。スクリプトを追加、保存した後、 列に、[カスタム スクリプト] ラベルが表示されます。[カスタム スクリプト] ラベルを参照して、スクリプトとそのステータスのリストを表示します。
注:
- エラーを伝達するために、カスタム スクリプトではすべてのエラーを ERROR|<Error_message> 形式でスローする必要があります。スクリプトで指定された形式でエラーがスローされない場合、vRealize Operations Manager はユーザー インターフェイスにエラーメッセージ「Unable to parse the error message. Please check the endpoint」を表示します。これは、設計仕様であり、vRealize Application Remote Collector で正確なエラー メッセージが伝達されるまで表示されます。
- bash スクリプトは
shebang (#!/bin/bash)
で始まる必要があります。
[すべてのメトリック] タブ
データが正常に収集されたら、[すべてのメトリック] タブで、仮想マシンのメトリックとしてスクリプトが表示されます。スクリプト メトリックは、仮想マシンごとの単一オブジェクトである Custom Script と呼ばれるオブジェクトの下に作成されます。仮想マシンのスクリプトのすべてのメトリックは、作成したすべてのカスタム スクリプトを含む Custom Script オブジェクトの下に配置されます。特定のメトリックの出力を確認できます。Scripts フォルダの下にあるメトリック名は、スクリプト設定の作成時にユーザーが指定した表示名です。たとえば、表示名を Python script として設定すると、データが正常に収集された場合、[Python script] という名前のメトリックが作成されます。