サーバ ハードウェア コスト ドライバとリソース使用率のパラメータを構成して、正確なコストを計算し、環境の効率を上げることができます。

コスト ドライバは、仮想環境のリソースとパフォーマンスを分析します。コスト ドライバは、定義された値に基づいて再利用の機会を識別し、リソースとコストの無駄を減らすための推奨事項を提示します。

非推奨のメトリック

vRealize Operations Manager 以降、MTD CPU コスト、MTD メモリ コスト、MTD ストレージ コスト、仮想マシン直接費は廃止されました。これらのメトリックの代わりに参照する対応するメトリックは、日次コスト メトリックです。

減価償却の環境設定の構成

サーバ ハードウェア コスト ドライバの償却原価を計算するために、減価償却の方式と期間を設定できます。コスト ドライバは 2 年間の減価償却期間をサポートしています。減価償却期間は 2 ~ 5 年の範囲で設定できます。
注: コスト ドライバは年単位の減価償却価額を計算し、その値を 12 で割って月単位の減価償却を算出します。
方法 計算
定額法 Yearly straight line depreciation = [(original cost - accumulated depreciation) / number of remaining depreciation years]
倍額定率法または定額法の最大値 Yearly max of Double or Straight = Maximum (yearly depreciation of double declining balance method, yearly depreciation of straight line method)

Yearly depreciation of double declining method= [(original cost - accumulated depreciation) * depreciation rate].

Depreciation rate = 2 / number of depreciation years.
注: Double declining depreciation for the last year = original cost - accumulated depreciation

定額法の減価償却方式の例

取得原価 減価償却累計額 定額法の減価償却費
1 年目 10000 0
[(10000-0)/5] =	2000
2 年目 10000 2000
[(10000-2000)/4] = 2000
3 年目 10000 4000
[(10000-2000)/3] = 2000
4 年目 10000 6000
[(10000-2000)/2] = 2000
5 年目 10000 8000
[(10000-2000)/1] = 2000

倍額定率法および定額法の最大値の減価償却方式の例

取得原価 減価償却率 減価償却累計額 定額法の減価償却費
1 年目 10000 0.4 0
Maximum([(10000-0)*0.4],[(10000-0)/5])
= Maximum(4000, 2000) = 4000
1 か月あたり 333.33。
2 年目 10000 0.4 4000
Maximum([(10000-4000)*0.4],[(10000-4000)/4])
= Maximum (2400, 1500) = 2400
1 か月あたり 200。
3 年目 10000 0.4 6400
Maximum([(10000-6400)*0.4],[(10000-6400)/3])
= Maximum (1440, 1200) = 1440
1 か月あたり 120。
4 年目 10000 0.4 7840
Maximum([(10000-7840)*0.4],[(10000-7840)/2])
= Maximum (864, 1080) = 1080
1 か月あたり 90。
5 年目 10000 0.4 8920
Maximum([(10000-8920)*0.4],[(10000-8920)/1])
= Maximum (432, 1080) = 1080
1 か月あたり 90。