この画面を使用して、オーバーサイジング状態およびアンダーサイジング状態の仮想マシンの CPU 数およびメモリ量を変更します。

[適正化] を確認できる場所

[ホーム] 画面の左側のペインにある [キャパシティの最適化] で、[適正化] を選択します。

注: データセンターのグラフィックをクリックすると、データセンターの詳細が表示されます。

適正化の仕組み

キャパシティの最適化、再利用、および適正化機能は、データセンターのワークロード ステータスとリソース使用率を環境全体で評価できる、緊密に統合された機能です。CPU、メモリ、ストレージのリソースが枯渇するまでの残り時間を確認できます。また、使用率の低い仮想マシンを再利用して必要な場所にデプロイできる場合に、コストを節約できます。この機能を使用して、オーバーサイジング状態およびアンダーサイジング状態の仮想マシンの CPU サイズおよびメモリ値を変更して、最適なシステム パフォーマンスを達成できます。

このページを開くと、環境内のすべてのデータセンターとカスタム データセンターがグラフィカルに表示されます。デフォルトでは、それらのデータセンターが左上から残り時間順に表示されます。左上が最も制約が大きいデータセンターです。データセンター内のオーバーサイジング状態およびアンダーサイジング状態の可能性がある仮想マシンを識別するには、そのグラフィックをクリックします。後続の領域が更新されて、選択したデータセンターの詳細が表示されます。

[過剰サイズの仮想マシン] には、設定済みのポリシーに基づいてオーバーサイジング状態と判断された仮想マシンの数が表示されます。チャートには、全体的な CPU 数およびメモリ GB 数の推奨削減量が詳しく示され、その削減が総リソースの何パーセントに相当するかが表示されます。同様に、[サイズ不足の仮想マシン] では、アンダーサイジング状態と見なされた仮想マシンの数と、CPU およびメモリの推奨増加量を一覧表示したチャートが示されます。

ページの下部の表では、仮想マシンに関する重要な情報が提供されます。表の見出しは、[過剰サイズの仮想マシン] および [サイズ不足の仮想マシン] です。各見出しの下の仮想マシンは、クラスタ別にグループ化されています。クラスタ名の左側の山型マークをクリックして、そのクラスタのオーバーサイジング状態またはアンダーサイジング状態の仮想マシンをすべて一覧表示します。1 つ以上の仮想マシン名の横にあるボックスをオンにし、[仮想マシンの除外] ボタンをクリックして、サイズ変更操作にそれらの仮想マシンが含まれないようにすることができます。また、[仮想マシンのサイズ変更] ボタンをクリックする前に、サイズを変更する個々の仮想マシンを選択することもできます。

オーバーサイジング状態の仮想マシンの適正化操作を実行する

次の操作を実行します。

  1. 表の見出しで、オーバーサイジング状態の仮想マシンを [選択] します。
  2. 操作から除外する仮想マシンがある場合は、その仮想マシンの横のボックスを [選択] します。
  3. 必要に応じて、[仮想マシンの除外] をクリックします。確認ダイアログ ボックスで、[仮想マシンの除外] をクリックします。
  4. サイズ変更操作に含める仮想マシンの横にあるボックスを [選択] するか、すべての仮想マシンを含める場合は [仮想マシン名] の横にあるボックスを [選択] します。
  5. [仮想マシンのサイズ変更] をクリックします。[仮想マシンのサイズ変更] ワークスペースが表示されます。表に、vCPU およびメモリの推奨削減量が表示されます。編集アイコンを [クリック] して、必要な変更を加えます。
  6. 画面の下部にあるチェック ボックスを [選択]すると、サイズ変更に伴ってワークロードを再起動する必要があり、一部の作業が中断される可能性があることを理解したことになります。

アンダーサイジング状態の仮想マシンの適正化操作を実行する

次の操作を実行します。

  1. 表の見出しで、アンダーサイジング状態の仮想マシンを [選択] します。
  2. 操作から除外する仮想マシンがある場合は、その仮想マシンの横のボックスを [選択] します。
  3. 必要に応じて、[仮想マシンの除外] をクリックします。確認ダイアログ ボックスで、[仮想マシンの除外] をクリックします。
  4. サイズ変更操作に含める仮想マシンの横にあるボックスを [選択] するか、すべての仮想マシンを含める場合は [仮想マシン名] の横にあるボックスを [選択] します。
  5. [仮想マシンのサイズ変更] をクリックします。[仮想マシンのサイズ変更] ワークスペースが表示されます。表に、vCPU およびメモリの推奨増加量が表示されます。編集アイコンを [クリック] して、必要な変更を加えます。
  6. 画面の下部にあるチェック ボックスを [選択]すると、サイズ変更に伴ってワークロードを再起動する必要があり、一部の作業が中断される可能性があることを理解したことになります。
表 1. 適正化のオプション
オプション 説明

データセンターの選択。

ページ上部のカルーセルからデータセンターを選択します。すべてのデータは、選択したオブジェクトの情報で更新されます。

[すべてのデータセンター| X] 切り替え:フィルタリングされたすべてのデータセンターのリストのビューに切り替えるには、右上の [すべてのデータセンター] をクリックします。データセンターのカルーセル ビューに戻るには、[X] をクリックします。
表示: データセンター、カスタム データセンター、またはその両方を含むように結果をフィルタリングします右上の [すべてのデータセンター] を選択すると、オプションが表示されます。
次でグループ化: 重要度(残り時間が最も少ないデータセンター/カスタムデータセンター最初に表示されます)または各データセンターが所属する vCenter Server によって結果をフィルタリングします右上の [すべてのデータセンター] を選択すると、オプションが表示されます。
並べ替え基準:

オプション(右上の [すべてのデータセンター] を選択すると、オプションが表示されます)。

  • アラーム時計のグラフィック - データセンター/カスタム データセンターが時間順に表示されます。
  • ドル記号 - データデンター/カスタム データセンターが潜在的なコスト削減量の順で表示されます。
  • 定規のグラフィック - データデンター/カスタム データセンターが最適化レベルの順で表示されます。
データセンターを選択するか [新しいカスタム データセンターの追加] を選択します。

オプション(右上の [すべてのデータセンター] を選択すると、オプションが表示されます)。

  • ページ上部のカルーセルからデータセンターを選択します。すべてのデータは、選択したオブジェクトの情報で更新されます。
  • [新しいカスタム データセンターの追加] を選択するとダイアログ ボックスが表示されて、カスタム データセンターを定義できます。
オーバーサイジング状態の仮想マシンの表示

オーバーサイジング状態として識別された仮想マシンの数と、vCPU およびメモリ サイズの推奨削減量を表示します。

アンダーサイジング状態の仮想マシンの表示

アンダーサイジング状態として識別された仮想マシンの数と、vCPU およびメモリ サイズの推奨増加量を表示します。

オーバーサイジング状態およびアンダーサイジング状態の仮想マシンの表

選択したデータセンター内のオーバーサイジング状態およびアンダーサイジング状態の仮想マシンを表形式で示したもの。

見出し([過剰サイズの仮想マシン] または [サイズ不足の仮想マシン])のいずれかをクリックすると、その見出しのデータを含んだ表が更新されます。この表には、関連する仮想マシンが一覧表示されます。特定のクラスタでホストされている仮想マシンを表示するには、クラスタ名の左側の山型マークをクリックします。

操作する仮想マシンの横にあるチェック ボックスをクリックします。列見出し「仮想マシン名」の横にあるチェックボックスをクリックすると、すべての仮想マシンを操作できます。

1 つまたは複数の仮想マシンを選択すると、次のように、表の上にある淡色表示のオプションが通常表示されます。

[仮想マシンの除外]:選択した仮想マシンは、後続のアクションから除外されます。仮想マシンを再利用アクションから除外すると、潜在的なコスト削減量を減らすことになります。

過剰サイズ仮想マシンの場合:
  • [仮想マシンのサイズ変更]:vCPU およびメモリの削減に関する推奨値を含んだダイアログ ボックスを表示します。編集アイコンをクリックしてリソース サイズを変更します。
アンダーサイジング状態の仮想マシンの場合:
  • [仮想マシンのサイズ変更]:vCPU およびメモリの増加に関する推奨値を含んだダイアログ ボックスを表示します。編集アイコンをクリックしてリソース サイズを変更します。

[除外された仮想マシンを表示|非表示]:以前に除外した仮想マシンのリストの表示と非表示を切り替えます。

[仮想マシンを含める]:選択した仮想マシンをアクション可能なリストに含めます