アプリケーションは、環境内の関連オブジェクトをグループ化したもので、業務上のアプリケーションと似ています。サマリを使用して、アプリケーション内のオブジェクトの健全性を追跡し、パフォーマンスに関する問題のトラブルシューティングに役立てます。

アプリケーションの仕組み

vRealize Operations Manager では、各アプリケーションに 1 つ以上の階層が含まれ、各階層には 1 つ以上のオブジェクトが含まれています。階層は、アプリケーション内で特定のタスクを実行するオブジェクトを編成するのに役立ちます。たとえば、データベース サーバのすべてを 1 つの階層にグループ化することもできます。

階層内のオブジェクトは静的です。階層内のオブジェクト セットが変更されたら、アプリケーションを手動で編集する必要があります。

業務の特定のセグメントが表示されるようにアプリケーションを構築します。このアプリケーションでは、1 つのオブジェクトのパフォーマンスが同じアプリケーション内の他のオブジェクトにどのような影響を及ぼしているのかが示されるため、問題の原因を見つけるのに役立ちます。たとえば、業務用の販売データを処理するすべてのデータベース、Web、およびネットワーク サーバーを含むアプリケーションを使用している場合に、そのアプリケーションの健全性が悪化すると、黄色、オレンジ色、または赤色のステータスが表示されます。アプリケーションのサマリ ダッシュボードから、問題の原因になっている、または問題が発生しているサーバを調べることができます。

アプリケーションを確認できる場所

メニューで、[環境] をクリックし、[アプリケーション] タブをクリックします。

アップグレード後に、vRealize Operations Manager の前のリリースで定義したアプリケーションが表示されます。

[アプリケーション] のオプション

アプリケーションを選択して編集または削除するか、[ADD(追加)] ボタンをクリックしてアプリケーションを追加します。

アプリケーション データ グリッドに、各アプリケーションの状態の概要が表示されます。

表 1. アプリケーション データ グリッドのオプション
オプション 説明
名前 アプリケーション名を選択すると、そのアプリケーションの概要が表示されます。名前の右側を選択して、アプリケーションを編集または削除します。
概要 アプリケーションの健全性、リスク、および効率の重要度。赤色、オレンジ色、または黄色の重要度のアプリケーションをクリックすると、アプリケーション内のオブジェクトに関する潜在的な問題についての詳細が表示されます。