ダッシュボードには、パフォーマンスに関する視覚的な概要と、仮想インフラストラクチャにおけるオブジェクトの状態が表示されます。ダッシュボードによって、環境にすでに存在する問題および生じ得る問題の特性と時間枠を判断できます。ダッシュボードを作成するには、ウィジェットをダッシュボードに追加し、設定します。

vRealize Operations Manager は、企業内の監視対象のソフトウェアおよびハードウェア リソースからパフォーマンス データを収集し、予測分析、および問題に関するリアルタイムの情報を提供します。データと分析は、構成可能なダッシュボード、事前定義済みのページ、およびいくつかの事前定義済みのダッシュボードに、アラートを通じて表示されます。

  • vRealize Operations Manager に用意されたいくつかの事前定義のダッシュボードから始めることができます。
  • ウィジェット、ビュー、バッジ、フィルタを使用して特定のニーズに合った追加のダッシュボードを作成して情報の焦点を変更することができます。
  • 事前定義のダッシュボードに対してクローン作成、編集を行うことも、ゼロから作成することもできます。
  • 依存関係を示すデータを表示する場合、ダッシュボードにウィジェットの相互作用を追加することができます。
  • ロールベースのアクセスをさまざまなダッシュボードに提供することで、チームの協力が高まります。
表 1. メニュー オプション
メニュー 説明
ダッシュボード 有効になっているダッシュボード グループとダッシュボードが表示されます。このメニューを使用してダッシュボード間をすばやく移動できます。[ダッシュボード] オプションを使用してダッシュボードに移動すると、[ダッシュボード] ページの左側のペインに、そのダッシュボードが一覧表示されます。ダッシュボードは、選択した順に一覧表示され、最後に選択したダッシュボードが一番上に表示されます。[ダッシュボード] ページの左側のペインで、ドラッグ アンド ドロップによりダッシュボードの順序を変更できます。
共有 ダッシュボードが共有されている場合は、ダッシュボード名に対して共有アイコンが表示されます。
アクション ダッシュボードの編集、削除、メニューからの削除、ダッシュボード ランディング ページとして設定、ホーム ランディング ページとして設定など、使用可能なダッシュボード アクションです。これらのアクションは、表示されているダッシュボードに直接適用されます。

ダッシュボードをホーム ランディング ページとして削除するには、ホーム ランディング ページとして設定されているダッシュボードで、[アクション] > [ホーム ランディング ページからのリセット] の順に選択します。

ダッシュボードをダッシュボード ランディング ページとして削除するには、ランディング ページとして設定されているダッシュボードで、[アクション] > [ダッシュボード ランディング ページからのリセット] の順に選択します。

また、ダッシュボードを作成し、左側のペインの [ダッシュボード] ドロップダウン メニューから [ダッシュボードの管理] ページに移動することもできます。

ダッシュボード時間 [ダッシュボード時間] パネルは、デフォルトですべての事前定義およびユーザー作成のダッシュボードで有効です。このオプションを使用して、ダッシュボードでウィジェットの時間を選択できます。デフォルトの時間は 6 時間です。パネルで事前に定義される日時のオプションは、1 時間、6 時間、24 時間、または 7 日です。カスタマイズした時間オプションを設定することもできます。

ウィジェットでダッシュボード時間を使用できるようにするには、ウィジェットのツールバーから [日付コントロール/時間の範囲 ] > [ダッシュボード時間] の順に選択します。一部のウィジェットには、デフォルトのオプションとして [ダッシュボード時間] が提示されます。たとえば、[メトリック チャート][ビュー][ローリング ビュー][スパークライン][健全性チャート][マッシュアップ チャート] などのウィジェットです。

次の場合、ダッシュボード時間は継続して提示されます。
  • ダッシュボード時間を使用するようにダッシュボードのウィジェットを有効にして、ログアウトしてログインし直すか、または、
  • ダッシュボード時間を使用するようにダッシュボードのウィジェットを有効にして、ダッシュボードを vRealize Operations Manager の別のインスタンスにエクスポートしてからインポートします。