vRealize Operations Manager クラスタの高可用性 (HA) を有効にするには、プライマリ ノードのレプリカになるデータノードの 1 つを指定します。

注: クラスタが稼働している場合は、HA の有効化によってクラスタが再起動されます。

vRealize Operations Manager クラスタへの HA の追加は、インストール時に行うことも vRealize Operations Manager が稼働し始めてから行うことも可能です。インストール時に HA を追加する方が影響が少なくてすみます。これはクラスタがまだ起動していないためです。

前提条件

  • vRealize Operations ManagervApp をデプロイしてノードを作成します。
  • プライマリ ノードを作成および構成します。
  • データ ノードを作成し、このデータ ノードに固定 IP アドレスを構成します。
  • プライマリ ノードの完全修飾ドメイン名 (FQDN) または IP アドレスを控えます。

手順

  1. Web ブラウザで、マスター ノード管理インターフェイスに移動します。
    https://master-node-name-or-ip-address/admin
  2. vRealize Operations Manager 管理者のユーザー名として admin と入力します。
  3. vRealize Operations Manager管理者のパスワードを入力し、[ログイン] をクリックします。
  4. [高可用性] で、[有効化] をクリックします。
  5. プライマリ ノードのレプリカとして機能するデータ ノードを選択します。
  6. [このクラスタ用に高可用性を有効化する] オプションを選択し、[OK] をクリックします。
    クラスタがオンラインだった場合、 vRealize Operations Managerが HA 向けにクラスタの構成、同期、再バランシングを行う間、管理インターフェイスには進捗が表示されます。
  7. プライマリ ノードおよびレプリカ ノードがオフラインになっていて、レプリカがオンラインになったときに何らかの理由でプライマリがオフラインのままになっている場合、レプリカ ノードはプライマリ ロールを引き継がず、データ ノードを含むクラスタ全体がオフラインになります。この際、レプリカ ノードのコマンド ライン コンソールにルートとしてログインします。
  8. テキスト エディタで $ALIVE_BASE/persistence/persistence.properties を開きます。
  9. 次のプロパティを見つけて設定します:
    db.role=MASTER
    db.driver=/data/vcops/xdb/vcops.bootstrap
  10. persistence.properties を保存して閉じます。
  11. 管理インターフェイスで、レプリカ ノードをオンラインにし、プライマリ ノードになったことを確認してから、残りのクラスタ ノードをオンラインにします。

次のタスク

プライマリ レプリカ ノードを作成した後、次のオプションがあります。

  • 新しい起動されていないクラスタ:
    • データ ノードを作成して追加します。
    • リモート コレクタ ノードを作成して追加します。
    • [vRealize Operations Manager の起動] をクリックしてクラスタを起動し、この製品にログインして構成を完了します。

      クラスタとノードのサイズに応じ、クラスタの起動は 10 ~ 30 分かかる可能性があります。クラスタの起動が進行している間は、クラスタ ノードに対する変更やアクションを避けてください。

  • 確立されている実行中のクラスタ:
    • データ ノードを作成して追加します。
    • リモート コレクタ ノードを作成して追加します。