監視対象システムによって公開されたイベントに基づく障害シンプトムを定義して、1 つ以上のシンプトムをアラート定義に追加できるようにします。トリガされたシンプトムに基づいて、アラートを解決したり、vRealize Operations の他の問題に対してトラブルシューティングを行ったりできます。

障害シンプトムの定義の仕組み

障害シンプトムは、シンプトム定義で選択したいずれかの障害イベントが発生したため障害が基本オブジェクトでアクティブになるとトリガされます。

障害シンプトムの定義ワークスペースの場所

障害メッセージ イベントに基づくシンプトムを定義するには、左側のメニューで [構成] > [アラート] の順にクリックし、右側のペインで [シンプトム定義] をクリックします。[障害] タブを選択し、[追加] をクリックして、ワークスペースでプロパティに基づくシンプトムを定義します。

アラートの定義のワークスペースでアラートを定義する通りに症状を定義することもできます。

表 1. 障害のシンプトムワークスペースのオプション
オプション 説明
障害セレクタ

シンプトムの作成に使用するコンポーネント。

基本オブジェクト タイプ

症状が評価される対象のオブジェクト。

障害の定義

選択した基本オブジェクト タイプの障害定義を選択します。

オブジェクト タイプによって、障害定義がない場合もあれば、複数の定義がある場合もあります。

シンプトムの定義ワークスペース

障害定義を右側のペインにドラッグします。

障害シンプトムの定義

障害イベントは、監視対象システムからの公開済みイベントです。単一の障害イベントシンプトムを構成することも、複数のシンプトムを追加することもできます。

たとえば、基本オブジェクトがホストで、未知のタイプの障害定義としてハードウェア センサー障害をドラッグした場合は、障害を示す 2 つのテキスト文字列のうち 1 つを選択します。

オプションを構成します。
  • 障害イベント。障害を有効化する 1 つ以上の障害イベントを選択します。文字列を選択しない場合は、指定されたいずれかの文字列が評価されます。
  • 重要度レベル。シンプトムがトリガされるときのシンプトムの重要度。
  • 症状の名前。症状の名前です。この名前は、アラート定義を構成するときに症状のリストに表示されます。また、アラートが生成されたときや、トリガーされた症状を表示するときにこの名前が表示されます。
  • 待機サイクル。ここで指定された数の収集サイクルの期間、トリガー条件は true を維持し、この期間が過ぎると症状がトリガーされます。デフォルト値は 1 です。これは、条件が true になったときに、同じ収集サイクルで症状がトリガーされることを意味します。
  • キャンセル サイクル。ここで指定された数の収集サイクルの期間、トリガー条件は false になり、この期間が過ぎると症状はキャンセルされます。デフォルト値は 1 です。これは、条件が false になったときに、同じサイクルで症状がキャンセルされることを意味します。