オープン ソース Telegraf を使用して Linux プラットフォーム上のアプリケーションとオペレーティング システムを監視するには、ヘルパー スクリプトを使用します。
前提条件
- クラウド プロキシがインストールされていて、オンライン状態であることを確認します。
- クラウド プロキシでのオープン ソース Telegraf データ収集の有効化の手順を確実に実行します。
- jq パッケージをインストールします。詳細については、jq の公式ドキュメント (https://stedolan.github.io/jq/download/) を参照してください。
- 仮想マシンの vCenter Server を vRealize Operations で監視する場合は、VMware Tools のバージョンを確実に 10.2 以降にします。
- 次のコマンドを実行し、次のパッケージを使用する権限があることを確認します。
- コマンド:/bin/bash、awk、sed、vmware-toolbox-cmd、jq、curl
- パッケージ:coreutils (chmod、chown、cat)、net-tools (ip、/dev/tcp、curl、wget)
手順
- エンド ポイントにオープン ソース Telegraf をインストールします。インスタンスがインストールされている場合は、この手順をスキップできます。Telegraf の新しいインスタンスをダウンロードしてインストールするには、公式ドキュメントを参照し、https://www.influxdata.com/time-series-platform/telegraf/およびhttps://portal.influxdata.com/downloads/ から対応する OS バージョンを検索します。
- 次の場所にあるクラウド プロキシからヘルパー スクリプトをダウンロードします。https://<CloudProxy-IP>/downloads/salt/open_source_telegraf_monitor.sh
- スクリプトがダウンロードされているディレクトリに移動します。
- Linux 仮想マシンに対するスクリプトの実行権限を有効にします。
chmod +x open_source_telegraf_monitor.sh
- ヘルパー スクリプトを実行して、Telegraf の構成を更新します。
open_source_telegraf_monitor.sh -v <vROps_IP> -t <AUTHENTIFICATION_TOKEN> -d <TELEGRAF_CONFIG_DIR> -c <CP_IP> -e <telegraf_bin_path>
Description of arguments:
vROps_IP: vRealize Operaions Manager FQDN/IP to perform REST API calls.
AUTHENTIFICATION_TOKEN: To perform REST API calls authentication token can be acquired using /api/auth/token/acquire call. Mandatory parameter.
Example: e5c394b4-f333-4391-8028-2040a8bfda60::0dd43038-10e3-4880-a4fc-49e4eaa00e3f
To get the authentication token, follow the steps in Acquire an Authentication Token.
TELEGRAF_CONFIG_DIR: Telegraf configuration directory.
CP_IP: Mention the cloud proxy FQDN/IP address to post metrics.
telegraf_bin_path - Path of telegraf binary. Example: /usr/bin/telegraf
Example:
./open_source_telegraf_monitor.sh -v 10.192.0.1 -t 7accb88f-560d-4a5c-8fb9-29678c54511a::d1560b05-72fc-44ba-af6e-ffa746a6b4ea -c 10.192.0.100 -d /etc/telegraf/telegraf.d -e /usr/bin/telegraf
注: ヘルパー スクリプトを実行したら、指定した config ディレクトリ(
-d
オプション)パスの
cloudproxy-http.conf という名前のファイル内で、それぞれの構成が正しく設定されていることを確認します。詳細については、
構成例を参照してください。管理対象仮想マシンの場合、次のいずれかの理由により、管理対象外の構成が表示されることがあります。
- vCenter Server アダプタが、vRealize Operations で仮想マシンの詳細を使用できない。vRealize Operations vCenter Server クラウド アカウントの構成後、少なくとも 1 ~ 2 回の収集サイクルの間待機してください。
AUTHENTIFICATION_TOKEN or vROps_IP
が正しくない。
注:
-d <TELEGRAF_CONFIG_DIR>
:Telegraf 実行可能ファイルには、コマンド ライン オプション
--config-directory
が設定されています。スクリプトを実行するときに、オプション
-d
の値セットを指定する必要があります。Linux の場合、値はサービス ファイル
/usr/lib/systemd/system/telegraf.service に含まれています。
注: デフォルトでは、
telegraf.conf ファイルで InfluxDB 出力プラグインが有効になっており、データが influxdb サーバに送信されるため、構成済みの influxdb サーバ コメントがないことに関する警告メッセージがログに複数記録されないように、「[[outputs.influxdb]]」の行をコメントアウトする必要があります。次の警告メッセージが表示されます:
W! [outputs.influxdb] When writing to [http://localhost:8086]: database "telegraf" creation failed: Post "http://localhost:8086/query": dial tcp [::1]:8086: connect: connection refused
例:#[[outputs.influxdb]]
- vRealize Operations でサポートされているアプリケーション サービスがエンドポイントで実行されている場合に、このサービスを監視するには、Telegraf に必要な入力を使用して Telegraf の構成ファイルまたはディレクトリを更新します。
サポートされているアプリケーション サービスのリストについては、
概要を参照してください。
サポート対象外のアプリケーション サービスの場合は、Telegraf の構成ファイルまたはディレクトリを Telegraf に必要な入力で更新します。
- Telegraf サービスを再起動します。
systemctl restart telegraf
or
/usr/bin/telegraf -config /etc/telegraf/telegraf.conf -config-directory /etc/telegraf/telegraf.d
次のタスク
[管理対象の仮想マシン オブジェクト階層]:仮想マシンの vCenter Server が vRealize Operations によって監視されている場合、オペレーティング システムおよびアプリケーションのオブジェクトは、それぞれの に分類されます。
[管理対象外の仮想マシン オブジェクト階層]:仮想マシンの vCenter Server が vRealize Operations によって監視されていない場合、オペレーティング システムおよびアプリケーションのオブジェクトは、 に分類されます。