環境内の既存の SNMP トラップ サーバにアラートを記録するように vRealize Operations を構成する場合、SNMP トラップ プラグインを追加します。

SNMP トラップの宛先を使って通知を定義した場合は、フィルタリングを提供できます。

前提条件

SNMP トラップ サーバが環境に構成済みであること、使用する IP アドレスまたはホスト名、ポート番号、およびコミュニティを知っていることを確認します。

手順

  1. 左側のメニューで [構成] > [アラート] の順にクリックし、右側のペインで [送信設定] をクリックします。
  2. [追加] をクリックし、[プラグイン タイプ] ドロップダウン メニューから、[SNMP トラップ プラグイン] を選択します。
    ダイアログ ボックスが展開して SNMP トラップ設定が表示されます。
  3. [インスタンス名] を入力します。
  4. 環境に適切な SNMP トラップ設定を構成します。
    オプション 説明
    ターゲット ホスト

    アラートの送信先の SNMP 管理システムの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名。

    ポート

    SNMP 管理システムへの接続に使用されるポート。デフォルト ポートは 162 です。

    コミュニティ

    統計情報へのアクセスを許可するテキスト文字列。SNMP コミュニティの文字列は、SNMPv1 と SNMPv2c プロトコルをサポートするデバイスでのみ使用されます。

    ユーザー名

    環境内の SNMP トラップ設定を構成するためのユーザー名です。ユーザー名が指定されている場合、プラグインによって SNMPv3 がプロトコルと見なされます。

    空白のままの場合、プラグインによって SNMPv2c がプロトコルと見なされます。

    注: SNMP は、転送プロトコルとしてユーザー データグラム プロトコル (UDP) を使用します。
    認証プロトコル

    使用できる認証アルゴリズムは SHA-224、SHA-256、SHA-384、SHA-512 です。

    認証パスワード

    認証パスワードです。

    プライバシー プロトコル

    使用できるプライバシー アルゴリズムは AES192、AES256 です。

    プライバシー パスワード

    プライバシー パスワードです。

    エンジン ID エンジン ID は、エージェントの識別子として機能します。これは、ハッシュ機能によって SNMP v3 メッセージの認証と暗号化のためのローカライズ キーを生成するために使用されます。

    SNMP トラップ プラグインを構成する際は、エンジン ID を指定する必要があります。エンジン ID を追加せずに SNMP トラップ プラグイン インスタンスを保存した場合は、次に設定を編集する際にフィールドが自動生成されます。

  5. [テスト] をクリックして、接続を検証します。
    注: [コミュニティ] と [ユーザー名] のオプションは、相互に排他的です。エラーを回避するには、いずれか 1 つを定義します。ユーザー名を追加する場合は、必要に応じて認証プロトコルと認証パスワードの後にプライバシー プロトコルとプライバシー パスワードを定義できます。プライバシー プロトコルとそのパスワードは、認証プロトコルとパスワードとは独立して定義することはできません。

結果

SNMP トラップ プラグインのインスタンスが構成され、実行中になります。

次のタスク

プラグインが追加されたら、SNMP トラップを受信するための通知を構成します。