[仮想マシンのキャパシティ] ダッシュボードは、各仮想マシンを分析する機能を備え、すべての仮想マシンのキャパシティを分析するのに役立ちます。

設計上の考慮事項

キャパシティ管理のすべてのダッシュボードに関する一般的な設計上の考慮事項については、[キャパシティ] ダッシュボードを参照してください。

ダッシュボードの使用方法

  • [全体的な分析]

    [データセンター] テーブルには、すべてのデータセンターが一覧表示されます。vSphere World が含まれているため、すべてのデータセンターのすべての仮想マシンを表示できます。インフラストラクチャ オブジェクトとは異なり、数万台の仮想マシンが存在する可能性があります。vSphere World を選択すると、チャートの更新に時間がかかります。

    [キャパシティ別の仮想マシン] ウィジェットは仮想マシンを残りキャパシティ別にグループ化し、[残り時間別の仮想マシン] ウィジェットは仮想マシンを残り時間別にグループ化します。すべての仮想マシンで残りキャパシティを少なくして、残り時間を長くすることが理想的です。

    ヒート マップは、クラスタごとにグループ化することで、追加のビューを提供します。ヒート マップは、どのクラスタがリスクにさらされているか(ほとんどの仮想マシンでより多くのキャパシティが必要な場合)、およびどのクラスタが追加のリソースを提供するか(ほとんどの仮想マシンがキャパシティを使用していない場合)を特定するのに役立ちます。

    [残りキャパシティ別の仮想マシン] ヒート マップを確認します。ヒート マップは、仮想マシンをクラスタごとにグループ化することで次の詳細レベルを提供するため、どのクラスタに注意が必要かを確認できます。仮想マシン サイズは、視覚化の向上のために標準化されています。

  • [仮想マシンの分析]

    選択したデータセンター内のすべての仮想マシンを一覧表示する [選択したデータセンター内の仮想マシンのキャパシティ ]テーブルを確認します。リストは、残りキャパシティが最も少ない仮想マシンから順に並べ替えられます。残り時間で並べ替えることもできます。

    テーブルから仮想マシンを選択します。キャパシティの詳細が表示されます。CPU とメモリの両方のトレンドを時系列で表示できます。3 か月のデータが表示され、1 時間ごとに平均化されるため、全体的なトレンドを確認できます。

    ディスクの詳細は、ゲスト OS パーティションを使用して表示されます。実際のパーティションへの直接マッピングがない可能性があるため、仮想マシンの仮想ディスクの使用は避けてください。

    正しいサイジングの推奨事項は、CPU とメモリの両方について表示されます。物理サーバとは異なり、仮想マシンの正しいサイジングを行うことが重要です。CPU の場合、需要の代わりに CPU 使用率カウンタが使用されます。ディスクの場合、ゲスト OS のパーティション レベルが表示されます。パーティションごとにキャパシティが異なるため、仮想マシン レベルでの全体的なキャパシティはありません。

  • [関連する構成]

    関連する構成が自動的に表示され、仮想マシンにコンテキストが提供されます。仮想マシン所有者やビジネス ユニットなどの情報は、分析に役立ちます。