アラートシンプトムは環境における問題を示す状態です。アラートを定義するときには、環境で発生したときにアラートを生成するシンプトムを含めます。ネガティブなシンプトムは、シンプトムの状態の欠如に基づきます。シンプトムが発覚していない場合に、シンプトムがトリガされます。

アラート定義でシンプトムの欠如を使用するには、シンプトムセットでそのシンプトムを取り消します。

すべての定義済みシンプトムには構成された重要度があります。ただし、アラート定義でシンプトムを取り消している場合、アラートの生成時にシンプトムには関連付けられた重要度がありません。

すべてのシンプトムの定義には構成された重要度があります。条件が真であるためにシンプトムがトリガされる場合、シンプトムの重要度は、構成された重要度と同じになります。ただし、アラート定義でシンプトムを取り消した場合、および取り消しが真の場合、シンプトムに重要度は関連付けられません。

ネガティブなシンプトムがトリガされ、アラートが生成される場合、アラートの重要度に対する影響はアラート定義の構成方法によって異なります。

生成されたアラートに対するネガティブなシンプトムの影響の例を次の表に示します。

表 1. 生成されたアラートの重要度に対するネガティブなシンプトムの影響
アラートの定義の重要度 ネガティブなシンプトムの構成された重要度 標準のシンプトムの構成された重要度 トリガされたアラートの重要度
警告 1 つのクリティカルなシンプトム 1 つの緊急なシンプトム 警告。アラートの重要度は、定義したアラートの重要度に基づきます。
シンプトム・ベース 1 つのクリティカルなシンプトム 1 つの警告のシンプトム 警告。ネガティブなシンプトムには関連付けられた重要度がなく、生成されたアラートの重要度は標準のシンプトムの重要度によって決定します。
シンプトム・ベース 1 つのクリティカルなシンプトム 標準のシンプトムを含まない 情報。アラートには重要度があることが必須である一方で、ネガティブなアラートには関連付けられた重要度がないため、生成されたアラートは最も低い重要度レベルである情報の重要度になります。