営業担当副社長が、ある仮想マシンでのパフォーマンス低下を報告してきました。その仮想マシンに原因を示すアラートがないかどうかを判別するには、その仮想マシンのアラートを確認します。

オブジェクトに関するアラートからは、ユーザーから報告された特定の問題にとどまらない、さまざまな問題へのインサイトが得られることがあります。

前提条件

顧客の仮想マシンを見つけて、関連するアラートを確認できるようにします。「特定のオブジェクトの検索」を参照してください。

手順

  1. アラートを生成しているオブジェクトの [サマリ] タブをクリックします。
    [サマリ] タブには、そのオブジェクトのアクティブなアラートが表示されます。
  2. 健全性、リスク、および効率のトップ アラートを確認します。
    トップ アラートからは、オブジェクトの現在の状態に寄与した主な原因を識別できます。応答の遅さに寄与していると思われるトップ アラートがあるでしょうか。たとえば、バルーニング アラートやスワッピング アラートは、仮想マシンにメモリを追加する必要があることを示しています。メモリの競合に関連するアラートがあるでしょうか。競合は、ホストにメモリを追加する必要があることを示すものである可能性があります。
  3. 報告された問題の原因だと思われる上位の問題が [サマリ] タブに含まれない場合は、[アラート] タブをクリックします。
    [アラート] タブには、現在のオブジェクトのアクティブなアラートがすべて表示されます。
  4. アラートを参照し、報告された問題と似ているか、その問題の原因となった問題があるかどうかを確認します。
    1. アクティブなアラートとキャンセルされたアラートを表示するには、[ステータス:アクティブ] をクリックし、フィルタをクリアし、アクティブおよび非アクティブなアラートを表示します。
      問題に関する情報をキャンセルされたアラートがもたらすことがあります。
    2. 顧客が問題を報告してきた時刻またはそれ以前に生成されたアラートを特定できるようにするため、[発生日時] 列をクリックしてアラートをソートします。
    3. 仮想マシンのアラートと同じリストに親オブジェクトのアラートを表示するには、[表示先ソース] をクリックし、[親] の下でたとえば [ホスト システム] を選択します。
      これらのオブジェクト タイプがリストに追加され、親オブジェクトのアラートが報告された問題の原因となっているかどうかを確認できるようになります。
  5. 報告された問題を説明すると思われるアラートが見つかったら、アラート リストでそのアラート名をクリックします。
  6. [アラート] > [シンプトム] タブで、トリガされたシンプトムと推奨事項を確認し、報告された問題の根本原因をアラートが示しているかどうかを確認します。

次のタスク

  • アラートが問題の原因を示していると思われる場合、推奨事項に従って顧客とともに解決策を確認します。
  • 報告された問題の原因をアラートから見つけることができない場合は、より詳細なトラブルシューティングを開始します。「トラブルシューティングを使用した、報告された問題の調査」を参照してください。