vCenter アダプタでは、環境内のデータストア オブジェクトでアラートを生成するアラート定義が提供されています。

健全性/クリティカル

これらのアラート定義には、次の影響情報とクリティカル度情報があります。

影響
健全性
重要度
クリティカル
アラートの定義 シンプトム 推奨
データストアのストレージ デバイスがオフになっていることが検出されました。 ストレージ デバイスは管理上オフにされました(障害シンプトム)。 デバイスの状態について管理者に問い合わせてください。このデバイスがオンになると、この障害は解消され、アラートはキャンセルされます。SCSI デバイスが分離されているか、永続的に取り外されている場合は、アラートを手動でキャンセルする必要があります。
データストアでストレージ デバイスへの接続の切断が発生しています。 ストレージ デバイスへのホスト接続が切断されています(障害シンプトム)。 ストレージ デバイス パス(例:vmhba35:C1:T0:L7)には、考えられる複数の障害点が含まれています:パス要素 | 障害点 --------------------------------------- vmhba35 | HBA (ホスト バス アダプタ) C1 | チャネル T0 | Target (ストレージ プロセッサ ポート) L7 | LUN (論理ユニット番号またはディスク ユニット)。

障害の原因を特定するか、考えられる問題を排除するには、esxcfg-mpath - l コマンドを実行して、報告されたストレージ デバイスへの使用可能なストレージ パスを特定します。詳細については、http://kb.vmware.com/kb/1003973 を参照してください。再スキャンによってターゲットに対する可視性がリストアされないことを確認します。コマンドライン インターフェイスおよび vSphere Client を使用したストレージ デバイスの再スキャンの詳細については、http://kb.vmware.com/kb/1003988 を参照してください。接続の問題が iSCSI ストレージまたはファイバ ストレージのいずれにあるかを判断します。

ソフトウェア イニシエータを使用して iSCSI ストレージに対する接続のトラブルシューティングを実行します。
  1. ESX からストレージ アレイへの ping が失敗しているかどうかを確認します。詳細については、http://kb.vmware.com/kb/1003486を参照してください。
  2. ストレージ アレイの各ネットワーク ポータルに対する vmkping が失敗しているかどうかを確認します。詳細については、http://kb.vmware.com/kb/10037828 を参照してください。
  3. イニシエータがアレイに登録されていることを確認します。詳細については、ストレージ ベンダーにお問い合わせください。
  4. 次の物理ハードウェアが正しく機能していることを確認します:イーサネット スイッチ、スイッチと ESX ホスト間のイーサネット ケーブル、スイッチとストレージ アレイ間のイーサネット ケーブル。
ファイバ接続ストレージに対する接続のトラブルシューティングを実行するには、ファイバ スイッチを確認します。ファイバ スイッチ ゾーニング構成により、ESX ホストがストレージ アレイを認識できるようになります。支援が必要な場合は、スイッチ ベンダーにお問い合わせください。ファイバ スイッチは、RSCN メッセージを ESX ホストに伝播します。ファイバ スイッチの構成に関する詳細については、 http://kb.vmware.com/kb/1002301 を参照してください。

最後に、次の物理ハードウェアを確認します:アレイ上のストレージ プロセッサ、ファイバ スイッチとスイッチ内のギガビット インターフェイス コンバータ (GBIC) ユニット、ファイバ スイッチとアレイ間のファイバ ケーブル、アレイ自体。

変更した後は、ターゲットが検出されることを確認するために再スキャンする必要があります。影響を受けているホストとストレージ デバイスのすべての組み合わせについてストレージ接続がリストアされると、障害がクリアされ、アラートがキャンセルされます。指摘されているデバイスのストレージ接続が永続的な損失または変更によるものの場合、回避策として障害アラートをキャンセルする必要があります。その後、アラートは自動的にキャンセルされます。

健全性/緊急

これらのアラート定義には、次の影響情報とクリティカル度情報があります。

影響
健全性
重要度
緊急
アラートの定義 シンプトム 推奨
データストアで、ストレージ デバイスへの冗長パスを失った 1 つまたは複数のホストが存在します ストレージ デバイスへの冗長性が失われています(障害シンプトム)。 ストレージ デバイス パス(例:vmhba35:C1:T0:L7)には、考えられる複数の障害点が含まれています:

パス要素 | 障害点 --------------------------------------- vmhba35 | HBA (ホスト バス アダプタ) C1 | チャネル T0 | Target (ストレージ プロセッサ ポート) L7 | LUN (論理ユニット番号またはディスク ユニット)。

次のガイダンスに従って、障害の原因を判定するか、考えられる問題を排除します。esxcfg-mpath - l コマンドを実行し、報告されたストレージ デバイスに対して使用可能なストレージ パスを特定します。詳細については、http://kb.vmware.com/kb/1003973 を参照してください。

再スキャンによってターゲットに対する可視性がリストアされないことを確認します。コマンドライン インターフェイスおよび vSphere Client を使用したストレージ デバイスの再スキャンの詳細については、http://kb.vmware.com/kb/1003988 を参照してください。

接続の問題が iSCSI ストレージまたはファイバ ストレージのいずれにあるかを判断します。ソフトウェア イニシエータを使用して iSCSI ストレージに対する接続のトラブルシューティングを実行します。
  1. ESX からストレージ アレイへの ping が失敗しているかどうかを確認します。詳細については、http://kb.vmware.com/kb/1003486 を参照してください。
  2. ストレージ アレイの各ネットワーク ポータルに対する vmkping が失敗しているかどうかを確認します。詳細については、http://kb.vmware.com/kb/10037828 を参照してください。
  3. イニシエータがアレイに登録されていることを確認します。詳細については、ストレージ ベンダーにお問い合わせください。
  4. 次の物理ハードウェアが正しく機能していることを確認します:イーサネット スイッチ、スイッチと ESX ホスト間のイーサネット ケーブル、スイッチとストレージ アレイ間のイーサネット ケーブル。
ファイバ接続ストレージに対する接続のトラブルシューティングを実行するには、ファイバ スイッチを確認します。ファイバ スイッチ ゾーニング構成により、ESX ホストがストレージ アレイを認識できるようになります。支援が必要な場合は、スイッチ ベンダーにお問い合わせください。ファイバ スイッチは、RSCN メッセージを ESX ホストに伝播します。ファイバ スイッチの構成に関する詳細については、 http://kb.vmware.com/kb/1002301 を参照してください。

最後に、次の物理ハードウェアを確認します:アレイ上のストレージ プロセッサ、ファイバ スイッチとスイッチ内のギガビット インターフェイス コンバータ (GBIC) ユニット、ファイバ スイッチとアレイ間のファイバ ケーブル、アレイ自体。変更した後は、ターゲットが検出されることを確認するために再スキャンする必要があります。影響を受けているホストとストレージ デバイスのすべての組み合わせについてストレージ接続がリストアされると、障害がクリアされ、アラートがキャンセルされます。指摘されているデバイスのストレージ接続が永続的な損失または変更によるものの場合、回避策として障害アラートをキャンセルする必要があります。その後、アラートは自動的にキャンセルされます。

リスク/シンプトムベース

これらのアラート定義には、次の影響情報とクリティカル度情報があります。

影響
リスク
重要度
シンプトムベース
アラートの定義 シンプトム 推奨
データストアのディスク容量が残りわずかです。 シンプトムには次のすべての項目が含まれます。
  • データストア領域使用量が警告/緊急/クリティカル レベルに到達しています
  • ! データストア容量の増大が動的しきい値を超えています
  • データストア容量の残り時間が少なくなっています
  1. データストアにキャパシティを追加します。
  2. vSphere vMotion を使用して、一部の仮想マシンを別のデータストアに移動します。
  3. データストアから仮想マシンの未使用のスナップショットを削除します。
  4. データストアにある未使用のテンプレートを削除します。