vRealize Operations で生成されるアラートに対するソリューションとして、推奨事項を作成します。推奨事項の目的は、ネットワーク運用エンジニアと仮想インフラストラクチャ管理者が、可能な限り迅速かつ的確にアラートに対応できるようにすることです。

推奨事項ワークスペースの仕組み

推奨事項は、ユーザーに対する指示、またはアラートを解決するためにユーザーが実行することのできるアクションです。指示には、有用な Web サイトやローカル ランブックへのリンク、テキスト形式の指示、または vRealize Operations から開始可能なアクションなどがあります。

推奨事項ワークスペースを確認できる場所

推奨事項を定義するには、左側のメニューで [構成] > [アラート] の順にクリックし、右側のペインで [推奨] をクリックします。[追加] をクリックして推奨事項を作成します。

また、アラートを定義するときに推奨を定義することもできます。

表 1. 推奨の定義のオプション
オプション 説明
ハイパーリンクの作成

テキスト ボックスにテキストを入力し、そのテキストを選択し、ボタンをクリックして、Web サイトまたはローカル wiki ページへのハイパーリンクにします。

ハイパーリンクを変更することはできません。リンクを変更するには、ハイパーリンクが設定された語を削除して新しいリンクを作成します。

テキストの入力

トリガされたアラートを解決するために行う必要があることの説明を入力します。

説明には、アラートを解決するためにユーザーが行う必要のある手順や、仮想インフラストラクチャの管理者に知らせるための指示を含めることができます。

これはテキスト フィールドです。

アダプタ タイプ アダプタ タイプをドロップダウン リストから選択して、[アクション] フィールドに表示されるアクションのリストを絞り込みます。
操作

トリガされたシンプトムまたは生成されたアラートを解決するための方法としてアクションを追加することができます。アクションがすでに vRealize Operations で構成されている必要があります。

推奨事項を保存できるようにするには、まずアクションについての説明テキストをテキスト ボックスに入力する必要があります。

Datastore Express の使用されていないスナップショットの削除 および VM Express の使用されていないスナップショットの削除 という名前のアクションが表示されます。ただし、最初の推奨事項がこのアクションに関連付けられているアラートからのみ、これらをユーザー インターフェイスで実行できます。これらのアクションの実行には REST API を使用できます。

次のアクションも、アラートの推奨事項にない限り表示されません。
  • パワーオフ可の仮想マシンのメモリの設定
  • パワーオフ可の仮想マシンの CPU 数の設定
  • パワーオフ可の仮想マシンの CPU 数とメモリの設定
これらのアクションは、 パワーオフ可フラグが true に設定されているアクションを自動化するために使用されることを意図しています。