このトピックでは、vRealize Operations プロキシについてのよくある質問について説明します。
構成
- クラウド プロキシ アカウントを設定するための前提条件を教えてください。
前提条件は、トピックvRealize Operations でのクラウド プロキシの構成に記載されています。
- 一方向接続とはどういう意味ですか。
クラウド プロキシから tcp/443 を経由して vRealize Operations に至る送信接続のみが開始されます。クラウド プロキシの受信ポートは不要です。これにより、受信接続を許可するためにファイアウォール ポートを開いておく必要がなくなるため、セキュリティが強化されます。また、クラウド プロキシを使用して vCenter Server アクションを容易に実行することができます。
- クラウド プロキシの環境設定の編集方法を教えてください。
vApp オプションは編集できます。詳細については、仮想マシンの OVF の詳細の編集を参照してください。
- 証明書の管理方法を教えてください。
証明書はクラウド プロキシによって管理されます。ただし、SSL 通信を行うプロキシ サーバを追加する場合は、証明書を提供する必要があります。
- クラウド プロキシへのログインにはどのような認証情報が使用されますか。
ユーザーは「root」ユーザーとしてログインできます。クラウド プロキシ仮想マシンに最初にログインするときに、新しいパスワードを設定する必要があります。
SSH アクセスはデフォルトで無効になっているため、最初のログインは vCenter コンソールを介して行う必要があります。次のコマンドを実行して SSH サービスを開始することができます。systemctl start ssh systemctl enable sshd
パスワードをリセットするには、VMware ナレッジベースの記事KB2001476を参照してください。
- VMC on AWS のローカル HTTP プロキシはどこで構成できますか。
次の手順を実行してください。
- vRealize Operations にログインして、[管理] ページに移動します。
- クラウド アカウント に移動します。
- VMC on AWS を選択します。
- 認証情報の横にある [+] をクリックして、認証情報を追加します。
- プロキシの詳細に、ローカル HTTP プロキシの詳細を追加します。(ここにクラウド プロキシの詳細を追加しないでください)。
詳細については、『vRealize Operations 構成ガイド』の「vRealize Operations Cloud での VMware Cloud on AWS の構成」を参照してください。
- クラウド プロキシと vRealize Operations 間の接続が切断された場合は通知されますか。
vRealize Operations Cloud プロキシ オブジェクトでアラート/通知を構成できます。詳細については、クラウド プロキシの健全性の監視を参照してください。
次のシナリオの場合、 vRealize Operations は通知を自動的に生成します。- クラウド プロキシにアクセスできません。
- クラウド プロキシがサイジングの制限に近づいています。
- 新しいクラウド プロキシのアカウントの変更方法を教えてください。
vApp オプションは編集できます。詳細については、仮想マシンの OVF の詳細の編集を参照してください。
- クラウド プロキシのステータスの確認方法を教えてください。
詳細については、クラウド プロキシの健全性の監視を参照してください。
サイジング
- クラウド プロキシのサイジングの方法を教えてください。
サイジングの詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB85832を参照してください。
- クラウド プロキシがサイジングの制限に近づいているかはどのように判別しますか?
クラウド プロキシがサイジングの制限に近づくと、vRealize Operations ユーザーに E メールが送信されます。
アップグレード
- クラウド プロキシのアップグレード方法を教えてください。
クラウド プロキシは自動的にアップグレードされます。アップグレードが失敗した場合は、VMware ナレッジベースの記事KB80590を参照してください。
移行
- リモート コレクタ、アプリケーション リモート コレクタ、クラウド プロキシの違いは何ですか。
リモート コレクタは、リモートの場所にあるサイトからデータ収集ロールを実行し、分析ノードにデータをアップロードします。リモート コレクタ ノードと分析ノードの間には双方向接続が必要です。アプリケーション リモート コレクタは、ゲスト OS で実行されているアプリケーションのデータを大規模に検出して収集します。
クラウド プロキシにはリモート コレクタとアプリケーション リモート コレクタの両方のロールがあります。また、分析ノードへの一方向接続のみが必要であり、分析ノードから自分自身への接続は必要ありません。
オンプレミス vRealize Operations ユーザーのベスト プラクティスは、クラウド プロキシを利用することです。vRealize Operations Cloud ユーザーにとっては、これがサポートされている唯一のオプションになります。
- 監視にリモート コレクタまたはクラウド プロキシを使用する必要はありますか。
VMware では、最新の機能強化を利用するためにクラウド プロキシを使用することを推奨します。また、アプリケーションの監視は、クラウド プロキシを使用している場合のみサポートされます。
High Availability
- 高可用性はサポートされますか。
クラウド プロキシは高可用性をサポートしています。コレクタ グループには複数のクラウド プロキシを追加できます。収集しているクラウド プロキシが失敗するか、切断された場合は、グループ内の別のプロキシによって収集を実行できます。注: フェイルオーバーは 10 分後に開始されるため、いくつかの収集サイクルが失われます。
クラウド プロキシ問題のトラブルシューティングについては、クラウド プロキシのトラブルシューティングを参照してください。