ヘビー ヒッター仮想マシン ダッシュボードを使用すると、仮想インフラストラクチャから継続的に大量のリソースを消費している仮想マシンを識別できます。大幅にオーバープロビジョニングされた環境では、このためにリソース ボトルネックが発生し、パフォーマンス上の問題の原因となる可能性があります。

このダッシュボードを使用して、vSphere クラスタごとにリソース使用率のトレンドを識別できます。使用率トレンドでは、こうしたクラスタ内の仮想マシンによる(環境内の CPU、メモリ、ディスク、およびネットワークからの)リソース要求に基づき、仮想マシンのリストを表示することもできます。また、こうした仮想マシンの過去 1 週間のワークロード パターンを分析して、1 日以上継続する負荷の大きいワークロードや、ピーク時のデマンドを使用して、突発的なワークロードを実行している可能性があるヘビー ヒッター仮想マシンを識別することもできます。

このような問題のある仮想マシンのリストをエクスポートして適切な対策を講じ、需要を分散させて潜在的なボトルネックを軽減できます。

ダッシュボード ウィジェットはさまざまな使い方ができます。

  • [クラスタを選択]:このウィジェットでクラスタを選択します。フィルタを使用して、複数のパラメータでリストを絞り込めます。表示したいクラスタを見つけたら選択します。ダッシュボードに関連データが自動的に表示されます。
  • [クラスタ CPU][クラスタ メモリ]:これらのウィジェットを使用して、クラスタの CPU とメモリを表示します。
  • [クラスタ IOPS][クラスタ ネットワーク スループット]:クラスタの IOPS とネットワーク スループットを表示します。
  • ダッシュボードの他のウィジェットを使用して、クラスタのどの仮想マシンで最高のネットワーク スループットと IOPS が発生したかを知ることができます。また、最も多くの CPU デマンドとメモリ デマンドを生成したクラスタ内の仮想マシンを確認することもできます。仮想マシンの情報をクラスタの結果と比較して、トレンドの相関を見ることができます。データを表示する期間を手動で設定できます。