パワーオフ状態の仮想マシン、アイドル状態の仮想マシン、スナップショットおよび実体なしディスクに関する情報を表示します。この情報は、環境内の他のオブジェクトに再利用およびプロビジョニング可能なリソースの量、または各月に実行可能な潜在的なコスト削減量を特定するのに役立ちます。
仮想マシンのタイプは、再利用アクションでの重要度順にランク付けされます。複数の仮想マシン タイプに一致する属性を持つ仮想マシンは、よりランクの高い仮想マシン タイプに含められます。このように仮想マシンがグループ化されることで、計算中の重複が排除されます。たとえば、パワーオフ状態の仮想マシンはスナップショットより高くランク付けされるので、パワーオフ状態でなおかつスナップショットも持つ仮想マシンは、パワーオフ状態の仮想マシン グループにのみ表示されます。
特定のタイプの仮想マシンを除外した場合は、このタイプに一致するすべての仮想マシンが、次に一致するより低いランクのグループに含められます。たとえば、対応する仮想マシンがパワーオフ状態またはアイドル状態であるかどうかに関係なくすべてのスナップショットをリストするには、パワーオフ状態の仮想マシンおよびアイドル状態の仮想マシンのチェック ボックスをオフにします。
さらに、再利用の実行対象に含められるために、特定のクラスの仮想マシンが指定の状態(たとえばパワーオフ状態またはアイドル状態)になければならない時間を構成できます。また、コストの節約分の計算を非表示にすることも選択できます。
プロパティ | 説明 |
---|---|
コストの節約分を表示 | 左側のナビゲーション ペインの [キャパシティの最適化] にある [概要] にコストの節約分を表示するかどうかを制御します。 |
パワーオフ状態の仮想マシン | 定義期間中にパワーオフされ、そのままになっている仮想マシン。 使用されている総ストレージキャパシティを再利用できます。ストレージの総再利用可能コストは、ストレージ使用量とストレージのレートを乗算して計算されます。仮想マシンの直接費も寄与します。 |
アイドル状態の仮想マシン | 定義期間中にアイドル状態のままであった仮想マシン。vRealize Operations がアイドル状態の仮想マシンを計算する際に基準とする、次のパラメータを構成できます。
注: アイドル状態の仮想マシン設定を変更すると、スケジュール設定されたすべての再利用ジョブに影響します。
仮想マシンに割り当てられたすべての CPU、メモリ、およびストレージ キャパシティを再利用できます。リソース レベルのコストは、使用レベルとリソースの基準レートを乗算して計算されます。仮想マシンの直接費も寄与します。 |
スナップショット | 定義期間を通じて存在していた仮想マシンのスナップショット。 仮想マシンのスナップショットはストレージ容量を使用します。このようなストレージは再利用が可能です。再利用可能なコストは、再利用可能なストレージ値とストレージのレートを乗算して計算されます。 |
実体なしディスク | 登録仮想マシンに接続されておらず、定義期間中に変更されていないデータストアの VMDK。 実体なしディスクは、インベントリには含まれておらず、データストアでは使用できる、仮想マシンに関連付けられている VMDK です。既存のどの仮想マシンにも関連付けられていない VMDK が実体なしとしてレポートされ、[再利用] ページの [実体なしディスク] に表示されるまでの最小日数を構成できます。
注: 左側のメニューの
の下の
[コスト/価格] セクションに移動し、
[実体なしディスクの収集] 時間の値を変更できます。この設定した時刻になると、
vRealize Operations が
vSphere Client インスタンス内の実体なし VMDK を確認します。
[Cost Calculation] と
[Orphaned Disks Collection] の設定は相互に関連しています。
[Cost Calculation] のデフォルト値は午後 9 時で、
[Orphaned Disks Collection] のデフォルトは午後 8 時です。
[Cost Calculation] は
[Orphaned Disks Collection] よりも後の時刻にすることをお勧めします。
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