この例では、財務データセンターの IT 管理者による、決算期のワークロード増加への対応計画について説明します。管理者は、既存の仮想インフラストラクチャにワークロードを追加する必要があるかどうかを評価するため、What-If シナリオを実行します。
前提条件
管理者には、vRealize Operations の運用および vCenter Server オブジェクトの管理のための認証情報が必要です。
手順
- 左側のメニューで、管理者は の順にクリックします。
[What-If 分析] 画面が表示されます。
- [ワークロード プランニング: トラディショナル] ペインで [仮想マシンの追加] をクリックします。
[ワークロード プランニング: トラディショナル] 画面が表示されます。
- [シナリオ名] フィールドに「Workload Tax 2018」と入力し、[場所 - ワークロードの追加先を選択してください] の下のリストから「DC-Chicago-16 (vc_10.27.83.19)」を選択します。
右側のフィールドに [いずれかのクラスタ] という語句が表示されます。管理者はリストから「Cluster - Mich2long」を選択します。
- 管理者は、[構成] ラジオボタンをクリックします。
- 管理者は、[CPU] 行でカウントを 4 に増やします。[メモリ] 行に 18 と入力します。[ディスク容量] 行に 65 と入力します。[予測使用率] 列に 45% と入力します。[仮想マシン数] に 20 と入力します。
これで、設定はほぼ完了です。
- 管理者は、[保存] をクリックします。
[保存済みシナリオ] 画面が表示されます。前の画面で入力したデータが、[保存済みシナリオ] の下に表示されます。
- 管理者は、ワークロードがオンラインで必要な期間を調査します。
管理者は、開始日と終了日を識別します。
- [What-If 分析] 画面に戻り、管理者は [保存済みシナリオ] のリストから [Workload Tax 2018] を選択し、コマンド バーの [編集] をクリックします。
要求されたシナリオのデータが入力されている [ワークロード プランニング] 画面が表示されます。
- 管理者は [日付] 領域で開始日 (18/3/25) と終了日 (18/5/30) をそれぞれ選択し、[シナリオの実行] をクリックします。
シナリオが実行されて結果が表示されます。意外なことに、ワークロードが適合していません。
- 管理者は画面右上で、別のクラスタである「Cluster - Mich3long」を選択します。リストの右側の [シナリオの実行] ボタンをクリックします。
シナリオが実行されて結果が表示されます。今回はワークロードが適合します。VMware ハイブリッド クラウドで実行するための予測コストは $84/月です。
結果
管理者は、必要なワークロードを配置して本番環境での将来的な要件増大に対応できる場所を仮想インフラストチャ内で特定します。
次のタスク
この計画が管理者が実行した最適なシナリオであると考え、この計画を追加ワークロードのサポートに間に合うように実装できます。管理者はワークロード最適化とキャパシティ最適化の機能を使用して、ワークロード パフォーマンスを監視できます。ワークロード最適化の詳細については、vRealize Operations 構成ガイドを参照してください。