vRealize Orchestrator Appliance 8.1.0 Patch 1 | 2020 年 6 月 29 日 | ビルド 16419934 リリース ノートを頻繁に確認して、最新の追加情報や更新情報を入手してください。 VMware vRealize Orchestrator 8.1.0 Patch 1 は製品のマイナー パッチ リリースです。「VMware vRealize Orchestrator 8.1 リリース ノート」の内容は、このバージョンにも適用されます。 |
リリース ノートの概要
本リリース ノートでは、次のトピックについて説明します。重要
KB 87120 の手順を実行した後にアップグレードが失敗するKB 87120 に記載されている CVE-2021-44228 および CVE-2021-45046 log4j の脆弱性に対処するために使用される手順を実行すると、vRealize Automation および vRealize Orchestrator 8.6.2 以前でアップグレードが失敗する場合があります。回避策については、KB 87794 を参照してください。
Patch 1 へのアップグレード方法
公式のアップグレード手順に従って、vRealize Orchestrator Appliance を Patch 1 ビルドにアップグレードできます。「スタンドアローン vRealize Orchestrator 8.0.1 展開のアップグレード」を参照してください。
解決した問題
- カード ビューから 20 個を超えるオブジェクト カードをロードできない
2K 以上の解像度を使用するようにディスプレイを設定した場合、または高さが 1080 ピクセルを超えるカスタム解像度を設定した場合は、カード ビューで 20 個を超えるカードをロードできません。
- 高可用性 (HA) の vRealize Automation 8.0.1 環境をアップグレードした後、組み込みの vRealize Orchestrator クライアントのツリー ビューに重複したフォルダが表示される
vRealize Automation 8.1 へのアップグレード後、組み込みの vRealize Orchesreator クライアントのツリー ビューに、同じ名前の複数のフォルダが表示されます。いずれか 1 つのフォルダが使用されており、他のフォルダは空である可能性があります。同様の問題が、高可用性 (HA) の vRealize Automation 8.1 の新しい展開でも発生することがあります。
- ワークフローの検証エラーが、エラーを解決した後でもワークフローで保持される。
エラーを解決して検証済みのワークフローを保存した後、検証エラーがワークフロー スキーマから消えません。
- OGNL で「__current」変数を使用している場合、レガシーのプレゼンテーション検証を含むワークフローを実行すると、常に失敗する
ワークフローが Orchestrator レガシー クライアントで作成されており、OGNL カスタム検証スクリプトで「__current」変数を使用している場合、フィールド値が SDK オブジェクトであると、vRealize Orchestrator クライアントからの開始に失敗します。
- プル操作とプッシュ操作の完了に時間がかかる
場合によっては、vRealize Orchestrator クライアントから統合された Git サーバへのプル操作とプッシュ操作が 2 分間続きます。
- プロパティおよび配列/プロパティ タイプは、デフォルトの外部ソース値を持つことができない
ワークフロー入力フォームでプロパティおよび配列/プロパティ タイプに外部値を使用すると、正しいアクションが表示されません。正しいアクションを設定できた場合でも、入力フォームには検証時に無効な値が入力されます。
- ブレークポイントが、[バージョン履歴] の視覚的な差分ビューで有効になっている
視覚的な差分ビューで要素とスクリプト可能タスクのブレークポイントを配置することができます。
- ツリー ビューに [複製] ボタンが見つからない
ツリー ビューでは、フォルダまたは個別のオブジェクトを選択しても、[複製] ボタンが表示されません。
- プレインストールされているアクションは複製できない
標準の vRealize Orchestrator ライブラリに含まれるアクションを編集する場合は、最初に関連するアクションを複製する必要があります。アクション カードに [複製] ボタンがないため、アクションを複製できません。
- [バージョン履歴] ページに、現在のバージョンの不正確なデータが表示される。プッシュ操作を実行すると、コンテンツに対して行われた最後の変更が表示されなくなる
このエラーは、複数のオブジェクト エディタが同時に開いた状態で、1 人以上のユーザーが変更を行っている場合に発生する可能性があります。たとえば、ユーザーがブラウザの別々のタブで vRealize Orchestrator ワークフローと vRealize Orchestrator アクションに変更を加える場合です。ワークフローとアクションの両方にいくつかの変更を加えた後、ユーザーは変更を保存します。ワークフローへの変更を保存した後、ユーザーは、更新されたワークフローを統合された Git リポジトリにプッシュします。ワークフローの変更を Git リポジトリにプッシュすると、以前に保存したアクションの変更は失われます。
- 変数の名前の変更後、ワークフローの実行でエラーが表示される
ワークフロー スキーマのスイッチ アイテムによって使用される変数の名前を変更すると、ワークフローの次回の実行時に、古い変数名が見つからないというエラーが表示されます。
- サードパーティ製のプラグインをインストールすると、「メモリが不足しています」エラーが原因で vRealize Orchestrator ポッドがクラッシュすることがある
クラスタ化された vRealize Orchestrator 環境にサードパーティ製のプラグインをインストールすると、「コントロール センターでメモリが不足しています」というエラーが表示されて、アプライアンス ポッドがクラッシュすることがあります。
- vRealize Suite Lifecycle Manager を使用して高可用性環境を展開またはアップグレードすると、vRealize Automation を初期化するときの制約違反のために起動に失敗することがある
展開後またはアップグレード後に、vco-control-center コンテナ ログに次のエラー メッセージが表示されます。
<log_date><log_time>[localhost-startStop-1] ERROR {} [DbConfigurationInitializator] 初期構成データの作成に失敗しました。原因: クエリが一意の結果を返しませんでした: 2。 - vRealize Orchestrator クライアントでパッケージをインポートした後に重複するフォルダがある
パッケージをインポートすると、ツリー ビューに重複しているインポートされたフォルダが表示されます。
- vRealize Orchestrator オブジェクトを別のフォルダに移動すると、エラーが発生する
ワークフローやアクションなどの vRealize Orchestrator オブジェクトを別のフォルダに移動することはできません。ログ ファイルに次のエラー メッセージが表示されます。
[vcoSystemTaskScheduler-2] ERROR {} [BatchingBatch] HHH000315: バッチ実行時の例外 [org.hibernate.StaleStateException: バッチ更新で、更新 [0] から予期しない行数が返されました。実際の行数: 0、予測数: 1。 - 入力フォーム タブでアクションの入力パラメータを取得するときにエラーが発生する
入力フォームの評価では、アクションの入力パラメータを取得しないため、エラー メッセージが表示されます。
- 入力フォームのデータ グリッドが null 値をサポートしない
vRealize Orchestrator 8.1 クライアントで vRealize Orchestrator 7.6 で作成されたワークフローを実行すると、ワークフローの実行が無限に継続することがあります。
- 「! 0、不明なエラー」というエラーが vRealize Orchestrator クライアントに表示される
「! 0、不明なエラー」というエラーが、セッションがタイムアウトしたときに vRealize Orchestrator クライアントで表示されます。
既知の問題
- スケジュール設定されたワークフローの実行が、UTC 時間に時間オフセットされた予測時間とは異なる時間にトリガされる
*workflow.scheduleRecurrently()*
関数を使用するスクリプトを介してワークフローの実行をスケジュール設定すると、スケジュール設定されたワークフローは常に UTC 時間でトリガされます。UI はブラウザのタイムゾーンを繰り返しパターンに追加するため、vRealize Orchestrator クライアント UI と関数の動作の間には不一致があります。ただし、関数を使用する場合、タイムゾーンは繰り返しパターンに含まれず、ワークフローの実行をトリガする時間の計算は、サーバ側で UTC 時間で実行されます。回避策:スクリプトでワークフローの実行をスケジュール設定する場合は、UTC 時間の値を使用します。
- Orchestrator レガシー クライアントで作成されたワークフローが重複すると、値オプションに外部アクションではなく定数が表示されることがある。
Orchestrator レガシー クライアントで設計され、vRealize Orchestrator クライアントで複製されたワークフローの入力パラメータを編集するときに、値オプションが外部アクションではなく定数として設定されることがあります。
回避策:[入力フォーム] タブに移動し、必要な外部アクションを含めるように入力パラメータのプレゼンテーションを編集します。
- 戻り値タイプの問題のため、入力フォームの外部ソースとしてアクションを選択できない
vRealize Orchestrator クライアントの [入力フォーム] タブで、デフォルト値または値オプションに対して
Any
またはArray/Any
のいずれかの戻り値タイプを持つアクションを選択できません。回避策:
1.vRealize Orchestrator クライアントにログインします。
2.ワークフローを選択し、[入力フォーム] タブに移動します。
3.ウィジェットのデフォルト値または値オプションから期待される戻り値タイプを使用してアクションを設定し、変更を保存します。
4.デフォルト値または値オプションのアクションを選択してワークフローを保存し、アクションを以前のバージョンに戻すか、戻り値のタイプをAny
タイプに戻します。