vRealize Orchestrator Client は、各 vRealize Orchestrator オブジェクトのバージョン履歴レコードを保持します。バージョン履歴を使用すると、さまざまな vRealize Orchestrator オブジェクトのバージョンを比較して、以前のバージョンに戻すことができます。

vRealize Orchestrator は、オブジェクトを保存するときに、vRealize Orchestrator オブジェクトごとにバージョン履歴レコードを作成します。その後、vRealize Orchestrator オブジェクトを変更すると、新しいバージョン履歴レコードが作成されます。以前のバージョンの履歴レコードは保持され、オブジェクトに対する変更を追跡してオブジェクトを以前のバージョンに戻す際に使用できます。オブジェクトを以前のバージョンに戻すと、新しいバージョン履歴レコードが作成されます。

vRealize Orchestrator Client は、次の vRealize Orchestrator オブジェクトのバージョン履歴を追跡します。
  • ワークフロー
  • アクション
  • パッケージ
  • ポリシー
  • リソース要素
  • 構成要素
注: 生成されたワークフローは、ワークフローのバージョン履歴には表示されません。たとえば、 [テーブルの CRUD ワークフローの生成 ] ワークフローによって生成されたワークフローは、 [バージョン履歴] タブに表示されず、構成された Git リポジトリにプッシュすることはできません。これらのワークフローを vRealize Orchestrator バージョン履歴に含めるには、生成されたワークフローを複製します。
オブジェクトのバージョン履歴には、オブジェクト エディタ ページの [バージョン履歴] タブからアクセスできます。別のユーザーと同時にオブジェクトを編集すると、マージの競合が発生する可能性があります。マージの競合を解決するには、エラー メッセージの右にある [解決] をクリックします。 [競合の解決] ウィンドウには、次の 3 つのオプションがあります。
  • [相手の変更を使用]:他のユーザーが行った変更を使用してマージの競合を解決します。
  • [自分の変更を使用]:自分が行った変更を使用してマージの競合を解決します。
  • [解決]:表示された変更モデルを編集してマージの競合を解決します。指定されたモデルが無効の場合、このオプションは使用できません。