vRealize Orchestrator には、ワークフローの検証ツールが用意されています。ワークフローを検証することで、ワークフローのエラーを特定したり、要素間のデータの流れが正しいかどうか確認したりすることができます。
vRealize Orchestrator ではデフォルトで、ワークフローの実行時に必ずワークフロー検証が実行されます。
ワークフローの検証を実行すると、検証ツールによってエラーや警告のリストが作成されます。このリストのエラーをクリックすると、エラーが含まれるワークフロー要素が強調表示されます。
ワークフロー エディタで検証ツールを実行すると、検出されたエラーを修正するためのクイック修正アクションが提示されます。クイック修正アクションによっては、追加情報や入力パラメータが必要になるものもあります。また、そのままでエラーを解決できるクイック修正アクションもあります。
ワークフローの検証では、要素間のデータのバインドと接続がチェックされます。ただし、ワークフローの各要素が実行するデータ処理はチェックされません。したがって、スキーマ要素の関数が間違っている場合は、有効なワークフローが不適切に実行され、誤った結果をもたらす可能性があります。