アップグレード ログには、環境の個々のノードがアップグレードされたにもかかわらず、アップグレード プロセスが失敗したことが示されます。

アップグレード スクリプトの実行が終了すると、アップグレードに失敗したことを示す次のメッセージが vRealize Orchestrator Appliance に表示されます。
アップグレードに失敗し、システムが非稼動状態になりました。問題を修正するには、次のエラー レポートを確認してください。解決したら、「vracli upgrade exec --resume」を実行してアップグレードを続行できます。
ただし、アップグレード ログには、vRealize Orchestrator 環境のノードがアップグレードされたことが表示されます。
ホスト名:<your_vRO_node_FQDN> ステータス:アップグレード済み クラスタ メンバー:はい アップグレード前のバージョン:<build_before_upgrade> アップグレード後のバージョン:<build_after_upgrade> 説明:ノードは正常にアップグレードされました。

この問題を解決するには、vRealize Orchestrator のノードが実行されていることを確認し、アップグレードを再開します。

手順

  1. vRealize Orchestrator ノードが実行されていることを確認します。
    kubectl get all pods
  2. vRealize Orchestrator ノードが実行されている場合は、アップグレード プロセスを再開します。
    vracli upgrade exec --resume