PowerShell プラグイン API のオブジェクトを使用して、Windows PowerShell が返す結果と連携できます。

PowerShellInvocationResult クラスのメソッドを使用して、実行するスクリプトに関する情報を取得できます。
メソッド 説明
getErrors() スクリプトの起動中に PowerShell エンジンによって報告されるエラーのリストを返します。
getInvocationState() スクリプトのステータス。可能な値は Completed または Failed です。
getHostOutput() PowerShell コンソールに表示されるスクリプトの出力。
getResults() PowerShell エンジンによって返されるオブジェクト。返されるオブジェクトのタイプは PowershellRemotePSObject です。

PowershellRemotePSObjectPowerShell エンジンが返すオブジェクトのリモート表現です。PowershellRemotePSObject には XML シリアル化された結果が含まれており、getXml() メソッドを呼び出すことによりアクセスできます。

PowerShell プラグインは XML 結果をラップするオブジェクト モデルを提供するほか、特定のオブジェクト プロパティへの簡単なアクセスも提供します。 getRootObject() メソッドはオブジェクト モデルへのアクセスを提供します。一般的に、 getRootObject() メソッドは次のルールを使用して、 PowerShell タイプを vRealize Orchestrator で使用できるタイプにマップします。
  • 返されたオブジェクトがプリミティブな PowerShell タイプである場合、オブジェクトは対応する Orchestrator のプリミティブなタイプにマッピングされます。
  • 返されたオブジェクトのタイプが collection である場合、オブジェクトは ArrayList と表示されます。
  • 返されたオブジェクトのタイプが dictionary である場合、オブジェクトは Hashtable と表示されます。
  • 返されたオブジェクトのタイプが complex である場合、オブジェクトは PSObject と表示されます。