ワークフローとは、順次実行する一連のアクションおよび決定のことです。vRealize Orchestrator は、一般的な管理タスクを実行するワークフローのライブラリを提供します。また vRealize Orchestrator には、ワークフローが実行する個々のアクションのライブラリも用意されています。
ワークフローは、特定の順で実行されたときに、仮想環境において特定のタスクまたは特定のプロセスを完了するアクション、決定、および結果を組み合わせます。ワークフローでは、仮想マシンのプロビジョニング、バックアップ、通常のメンテナンスの実行、メール送信、SSH 操作、物理インフラストラクチャの管理、および他の汎用ユーティリティ操作などのタスクを実行します。ワークフローは、入力を機能に応じて受け付けます。定義されたスケジュールに従って実行するワークフローや、特定の予測イベントが発生した場合に実行するワークフローを作成できます。情報は、ユーザー、他のユーザー、別のワークフローまたはアクションによって提供するか、アプリケーションからの Web サービス呼び出しなどの外部プロセスによって提供できます。ワークフローでは、実行する前に情報の検証およびフィルタリングを行います。
ワークフローは他のワークフローを呼び出すことができます。たとえば、別のワークフローを呼び出して新しい仮想マシンを作成するワークフローを作成できます。
ワークフローは、vRealize Orchestrator Client インターフェイスの統合開発環境 (IDE) を使用して作成できます。この IDE では、ワークフロー ライブラリにアクセスでき、ワークフロー エンジンでワークフローを実行できる機能が用意されています。このワークフロー エンジンでは、vRealize Orchestrator にプラグインした外部ライブラリからのオブジェクトを使用することもできます。この機能を使用すると、プロセスのカスタマイズやサードパーティ アプリケーション提供の機能を実装できます。