VMware vRealize Orchestrator 8.6.1 | 2021 年 11 月 19 日 各リリース ノートで、追加または更新された情報をご確認ください。 |
vRealize Orchestrator 8.6.1 | 2021 年 11 月 19 日
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このドキュメントの更新:
日付 | 更新の説明 | タイプ |
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2021 年 11 月 19 日 | 初期公開。 | |
2022 年 3 月 2 日 | log4j 脆弱性に関連するアップグレードの失敗を解決するために使用されるナレッジベースの回避策へのリンクを追加しました。 |
重要
KB 87120 の手順を実行した後にアップグレードが失敗する
KB 87120 に記載されている CVE-2021-44228 および CVE-2021-45046 log4j の脆弱性に対処するために使用される手順を実行すると、vRealize Automation および vRealize Orchestrator 8.6.2 以前でアップグレードが失敗する場合があります。回避策については、KB 87794 を参照してください。
新たにサポートされる Node.js および PowerCLI バージョン。
vRealize Orchestrator では、次のバージョンの Node.js と PowerCLI ランタイムがサポートされるようになりました。
クラスタの健全性と同期ステータスの監視への変更。
vRealize Orchestrator の以前のリリースでは、コントロール センターの Orchestrator クラスタ管理 および 設定を検証 ページからクラスタの健全性と同期ステータスを監視できました。これらのページを使用してクラスタのステータスを監視することはできなくなりました。
クラスタの健全性と同期ステータスを監視するための新しい推奨アプローチは、vRealize Orchestrator クライアントにログインし、ダッシュボードの システム タブに移動することです。または、vRealize Orchestrator クライアントが使用できない場合は、vRealize Orchestrator Appliance コマンド ラインから kubectl get pods -n prelude
コマンドを実行して、クラスタのステータスを確認することもできます。
vRealize Orchestrator Appliance は OVA ファイルとして配布される VMware Photon OS ベースのアプライアンスです。内部 PostgreSQL データベースを使用して事前にビルド、構成されており、vCenter Server 6.0 以降で展開できます。
vRealize Orchestrator Appliance を使用すると、VMware クラウド スタック(vRealize Automation、vCenter Server を含む)と、お使いの IT プロセスおよび環境を、すばやく、簡単に、低コストで統合できます。
vRealize Orchestrator Appliance を展開する手順については、「vRealize Orchestrator Appliance のダウンロードと展開」を参照してください。
vRealize Orchestrator Appliance サーバの設定の詳細については、スタンドアローン vRealize Orchestrator サーバの構成を参照してください。
マウントされた ISO イメージを使用して、スタンドアローンまたはクラスタ化された vRealize Orchestrator 8.x 展開を最新の製品バージョンにアップグレードできます。
vRealize Orchestrator Appliance のアップグレードの詳細については、「vRealize Orchestrator のアップグレード」を参照してください。
vSphere または vRealize Automation で認証されたスタンドアローンの vRealize Orchestrator インスタンスを vRealize Orchestrator 8.6.1 に移行できます。移行でサポートされる vRealize Orchestrator 7.x の製品バージョンは、バージョン 7.3 から 7.6 です。クラスタ化された vRealize Orchestrator 7.x の展開の移行はサポートされません。
vRealize Orchestrator Appliance の移行の詳細については、「vRealize Orchestrator の移行」を参照してください。
vRealize Orchestrator 8.6.1 をインストールすると、デフォルトで次のプラグインもインストールされます。
vRealize Orchestrator の以前のリリースの機能と問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。vRealize Orchestrator の以前のリリースのリリース ノートを確認するには、次のいずれかのリンクをクリックしてください。
新しいワークフローの実行を開始するために「再実行」機能を使用すると、ワークフロー入力フォームの上に次のエラー メッセージが表示される:一部のデータを取得できません。問題が解決しない場合は、システム管理者にお問い合わせください。
単純なタイプの非オブジェクト配列で構成される入力フィールドの値(たとえば、配列/数値または配列/文字列)が誤って評価され、別の入力フォーム フィールドに値を入力するために使用される外部ソース アクションに渡されます。
HTTP-REST プラグインは、大文字と小文字を区別しない方法で HTTP ヘッダー名を処理する必要がある
RFC 2616 に基づき、ヘッダー フィールド名は大文字と小文字を区別しない名前として扱う必要があります。以前のバージョンの HTTP-REST プラグインでは、同じ名前で大文字と小文字が異なるヘッダーが区別され、望ましくない結果になる可能性がありました。vRealize Orchestrator 8.6.1 以降でパッケージ化された HTTP-REST プラグインには次のメソッドがリファクタリングされているため、大文字と小文字の違いに関わらず機能します。
RESTResponse#getAllHeaders メソッドは通常のディクショナリを返しますが、ヘッダーの大文字と小文字を保証しません。大文字と小文字を区別しない特定のヘッダーを取得する場合は、代わりに RESTResponse#getHeaderValues(headerName) を使用します。以前のバージョンの HTTP-REST プラグインで作成された古いホスト構成は、特に REST 操作の必須ヘッダー パラメータの場合、大文字と小文字を区別するように動作する場合があります。
vRealize Orchestrator 7.6 から vRealize Orchestrator 8.6 に移行した後、SQL スクリプトのエラーが原因で vco-app ポッドが起動に失敗する
install_rpms init コンテナが 0 以外のステータスで終了するため、vco-app ポッドが起動に失敗します。次のエラーが発生して、SQL スクリプト merge_duplicates が失敗します。
[ERROR: column "createdat" does not exist Where: PL/pgSQL function merge_duplicates(text,text,text) line 105 at EXECUTESQL statement "SELECT merge_duplicates('vmo_workflowcategory', 'vmo_workflow', 'workflowcategoryid')"PL/pgSQL function inline_code_block line 4 at PERFORM]
vRealize Orchestrator 8.4.0 から vRealize Orchestrator 8.5.1 にアップグレードした後、デフォルトのテナントとしてログインできるユーザーがデフォルト以外のテナントとしてログインすると、vRealize Orchestrator クライアントをロードできない
サブテナントは、クライアントがその特定の vRealize Automation テナントの統合として登録されている場合でも、vRealize Automation で組み込みの vRealize Orchestrator クライアントを使用できません。vRealize Orchestrator クライアントにログインしようとすると、サブテナントに次のエラー メッセージが表示されます:O、不明なエラー。
ワークフローの回帰が発生する
リファクタリング後に使用されるデフォルトの RequestConfig オブジェクトが意図せず変更され、デフォルトで圧縮が導入されました。その結果、たとえば Apache HTTP クライアントは応答から Content-Length ヘッダーを削除します。このような違いは、ワークフローで回帰を引き起こす可能性があります。
変数の 1 つが「プロパティ」タイプの場合、失敗したワークフローを再開するための操作フォームに定義されたすべての変数のフィールドが表示されない。「プロパティ」タイプの変数の後の変数の入力は非表示になる。「プロパティ」タイプの変数の入力フィールドには入力されない
「プロパティ」タイプに対して変数のタイプは解釈されなかったため、入力フォームのレンダリング中に問題が発生しました。このタイプは入力フォームの生成中に使用されるようになりました。
回避策はありません。
ワークフローを複製して削除しても、ローカルの変更を使用できない
ワークフローを複製してから削除します。Git 履歴 ページには、削除されたワークフローのローカル変更はありません。
回避策はありません。
保護された Git ブランチへのコミットのプッシュが失敗する
構成された Git ブランチが保護されている場合、プッシュ操作は常に失敗しますが、プッシュは成功したというメッセージが表示されます。
回避策:この問題は vRealize Orchestrator の現在のリリースまたは今後のリリースで修正しないことが決定されました。この既知の問題のエントリは、次のリリースのリリース ノートから削除される予定です。
このセクションには、以前の既知の問題(以前のリリースの vRealize Orchestrator から残っており、まだ製品に含まれている問題)が含まれています。
vRealize Orchestrator コントロール センターでプラグインをインストールしているときにエラー メッセージが表示される。
コントロール センターの プラグインの管理 ページからプラグインをインストールすると、次のエラー メッセージが表示されます。プラグイン「name_of_the_plug-in」(plug-in_file_name) は現在のプラットフォーム バージョンと互換性がありません。サポートされているプラットフォーム バージョンは「names_of_the_supported_versions」です。[インストール] ボタンをクリックするとこのままインストールされます。
回避策:このエラーを無視して、プラグインのインストールを続行しても問題ありません。
認証プロバイダの証明書が変更または再生成された場合、vRealize Orchestrator の認証設定が無効になることがある
コントロール センターで認証プロバイダとして設定された vRealize Automation インスタンスまたは vSphere インスタンスの SSL 証明書が変更または再生成されると、vRealize Orchestrator の認証設定が無効になり、vRealize Orchestrator サーバが起動できなくなります。
回避策:次の手順に従って、新しい認証プロバイダ証明書をインポートします。
認証プロキシ サーバ経由で SOAP プラグインを接続できない
[SOAP ホストの追加] ワークフローを実行しようとすると、プロキシ サーバ認証で問題が発生します。
回避策:ワークフローを実行するときは、認証を必要としないプロキシ サーバを使用します。
SOAP または REST ホストへの接続、あるいは証明書のインポートで問題が発生するときには、SSL または TLS の特定のバージョンを明示的に有効にしなければならない場合がある
この問題の詳細については、『Java Secure Socket Extension (JSSE) リファレンス ガイド』を参照してください。
回避策:送信 HTTPS の接続に SSLv3 と TLSv1 を明示的に有効にする方法については、「vRO 6.0.x で送信 HTTPS の接続に TLSv1.1 と TLSv1.2 を有効にする方法 (KB 2144316)」を参照してください。
SSH プラグインでファイアウォール接続の問題が発生する
SSH プラグインを Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) ファイアウォールに接続できません。
回避策:vRealize Orchestrator 7.1 用の SSH プラグインは Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) ファイアウォールへの接続をサポートしていません。
特定の状況下で ASCII 以外の文字の処理に問題が発生する。
次のような状況で入力パラメータに ASCII 以外の文字を使用すると、正常に動作しなくなります。
回避策はありません。
vCenter Server プラグインのストレージ VSAN ワークフローで、ソリッド ステート ドライブ (SSD) ディスクを ESXi ホストに追加できない
「ディスクのディスク グループへの追加」ワークフローと「ディスクのディスク グループからの削除」ワークフローでは、キャパシティ ディスクとしての SSD ディスクを ESXi ホストに追加することはできません。
回避策はありません。
REST ホスト インスタンスが Swagger 仕様を使用して作成されている場合、RESTOperation ID が正しく初期化されない
HTTP-REST プラグインでは、REST ホスト インスタンスが Swagger 仕様で作成されている場合、RESTOperation ID が正しく初期化されず、RESTHost オブジェクトの getOperation メソッドが機能しません。
回避策はありません。
配列型の vCenter Server データ オブジェクトのプロパティに値を追加できない。
vRealize Orchestrator がスクリプトを実行すると、vCenter Server プラグインが JavaScript 配列を固定サイズの Java 配列に変換します。そのため、配列をプロパティ値として取得する vCenter Server データ オブジェクトには、新しい値を追加できません。事前設定した配列にオブジェクトを渡してインスタンス化すると、配列をプロパティとして取得するオブジェクトを作成できます。ただし、オブジェクトをインスタンス化すると、配列に値を追加できなくなります。
たとえば、次のコードは機能しません。
var spec = new VcVirtualMachineConfigSpec();
spec.deviceChange = [];
spec.deviceChange[0] = new VcVirtualDeviceConfigSpec();
System.log(spec.deviceChange[0]);
上記のコードでは、vRealize Orchestrator が空の spec.deviceChange JavaScript 配列を固定サイズの Java 配列 VirtualDeviceConfigSpec[] に変換した後、setDeviceChange() を呼び出しています。vRealize Orchestrator は spec.deviceChange[0] = new VcVirtualDeviceConfigSpec() を呼び出すときに、getDeviceChange() を呼び出しますが、配列は、固定サイズの空の Java 配列のままとなります。spec.deviceChange.add() を呼び出しても同じ動作になります。
回避策:配列をローカル変数として宣言します。
var spec = new VcVirtualMachineConfigSpec();
var deviceSpec = [];
deviceSpec[0] = new VcVirtualDeviceConfigSpec();
spec.deviceChange = deviceSpec;
System.log(spec.deviceChange[0]);