Site Recovery Manager が仮想マシンを保護できるようにするには、保護グループを作成します。

フォルダの保護グループを整備することができます。[保護グループ] タブには保護グループの名前が表示されますが、保護グループがどのフォルダに配置されたかは表示されません。異なるフォルダに同じ名前の保護グループが 2 つある場合、それらを区別するのが難しくなる可能性があります。そのため、保護グループ名は、すべてのフォルダで一意にするようにしてください。全ユーザーがすべてのフォルダを参照する権限を保有していない環境では、必ず保護グループの名前は一意になるようにしてください。フォルダに保護グループを置かないようにしてください。

保護グループを作成する場合、この処理が想定どおりに完了するまで待機します。Site Recovery Manager が保護グループを作成すること、およびグループ内の仮想マシンが正常に保護されていることを確認します。

前提条件

次のいずれかのタスクを実行したことを確認します。

  • アレイ ベースのレプリケーションを構成するデータストアに仮想マシンを含めてあること。
  • ストレージ ポリシー保護グループの前提条件の要件を満たし、『Site Recovery Manager 管理』ガイドの「ストレージ ポリシー保護グループの制限事項」を確認したこと。
  • 仮想マシンで vSphere Replication を構成したこと
  • 上記のいずれかの組み合わせ、またはすべてを実行したこと

手順

  1. vSphere Client または vSphere Web Client で、[サイト リカバリ] > [サイト リカバリを開く] の順にクリックします。
  2. [サイト リカバリ] ホーム タブで、サイト ペアを選択し、[詳細表示] をクリックします。
  3. [保護グループ] タブを選択し、[新規] をクリックして保護グループを作成します。
  4. [名前と方向] 画面で、保護グループの名前と説明を入力し、方向を選択して、[次へ] をクリックします。
  5. [保護グループ タイプ] 画面で保護グループのタイプを選択し、[次へ] をクリックします。
    オプション アクション
    アレイ ベースのレプリケーションの保護グループの作成 [データストア グループ(アレイ ベースのレプリケーション)] を選択し、アレイのペアを選択します。
    vSphere Replication 保護グループの作成 [個別の仮想マシン (vSphere Replication)] を選択します。
    ストレージ ポリシーの保護グループの作成 [ストレージ ポリシー(アレイ ベースのレプリケーション)] を選択します。
  6. 保護グループに追加するデータストア グループ、仮想マシン、またはストレージ ポリシーを選択します。
    オプション アクション
    アレイ ベースのレプリケーションの保護グループ データストア グループを選択し、[次へ] をクリックします。

    データストア グループを選択すると、そのグループに含まれる仮想マシンが [仮想マシン] テーブルに表示されます。

    vSphere Replication 保護グループ リストから仮想マシンを選択し、[次へ] をクリックします。

    vSphere Replication 用に構成し、マシンと保護グループにまだ含まれていない仮想マシンのみがリストに表示されます。

    ストレージ ポリシーの保護グループ リストからストレージ ポリシーを選択し、[次へ] をクリックします。
  7. [リカバリ プラン] 画面で、必要に応じて保護グループをリカバリ プランに追加できます。
    オプション アクション
    既存のリカバリ プランに追加 保護グループを既存のリカバリ プランに追加します。
    新規のリカバリ プランに追加 保護グループを新しいリカバリ プランに追加します。このオプションを選択する場合は、リカバリ プラン名を入力する必要があります。
    今はリカバリ プランに追加しない。 保護グループをリカバリ プランに追加しない場合は、このオプションを選択します。
  8. 設定を確認し、[完了] をクリックします。
    保護グループ作成の進捗状況は、 [保護グループ] タブで監視できます。
    • アレイ ベースのレプリケーションおよび vSphere Replication の保護グループの場合、保護された仮想マシンに Site Recovery Manager がインベントリ マッピングを正常に適用すると、保護グループの保護ステータスは OK になります。
    • ストレージ ポリシーの保護グループの場合、Site Recovery Manager が、ストレージ ポリシーに関連付けられているすべての仮想マシンを正常に保護すると、保護グループの保護ステータスは OK になります。
    • アレイ ベースのレプリケーションおよび vSphere Replication の保護グループの場合、インベントリ マッピングを設定しなかったか Site Recovery Manager がそれを適用できなかったときは、保護グループの保護ステータスは未構成になります。
    • ストレージ ポリシーの保護グループの場合、Site Recovery Manager が、ストレージ ポリシーに関連付けられているすべての仮想マシンを保護できないと、保護グループの保護ステータスは未構成になります。

次のタスク

アレイ ベースのレプリケーションおよび vSphere Replication の保護グループの場合、保護グループの保護ステータスが 未構成である場合は、仮想マシンにインベントリ マッピングを適用します。
  • サイト全体にインベントリ マッピングを適用する場合、または設定済みのインベントリ マッピングが有効かどうかを確認する場合は、Site Recovery Manager 管理ガイドのインベントリ マッピングの構成を参照してください。これらのマッピングをすべての仮想マシンに適用するには、Site Recovery Manager 管理ガイドの保護グループのすべてのメンバーにインベントリ マッピングを適用を参照してください。
  • インベントリ マッピングを保護グループ内の各仮想マシンに個別に適用するには、 Site Recovery Manager 管理ガイドの保護グループの個々の仮想マシンのインベントリ マッピングの構成を参照してください。

ストレージ ポリシーの保護グループの場合、保護グループの保護ステータスが未構成であるときは、ストレージ ポリシー保護グループの前提条件の要件を満たしていることを確認し、Site Recovery Manager 管理ガイドのストレージ ポリシー保護グループの制限事項を確認してください。