vRealize Orchestrator Plug-in for vSphere Web Client (vCOIN プラグインとも呼ばれる)を使用して、vSphere Client から特定の vRealize Orchestrator コンテンツに対して操作を実行できます。
プラグインが vSphere Client で公開するコンテンツには、ワークフロー、ワークフローの実行、スケジュール設定されたワークフロー、入力を待機しているワークフローが含まれます。vSphere Client では、ユーザーはワークフローの詳細の表示、ワークフローの実行またはスケジュール設定、ワークフローの実行の管理を行うことができます。
コンテキスト アクション
vSphere Web Client では、vRealize Orchestrator ワークフローをコンテキスト アクションとして追加できます。コンテキスト アクションを使用すると、特定のワークフローを特定の vSphere アイテムにマッピングし、vSphere インベントリから直接ワークフローを実行またはスケジュール設定できます。
vCOIN プラグインを初めて使用する場合は、vRealize Orchestrator に構成要素が作成されます。場所とその場所の構成アイテムは、vCOIN サービスによって管理されているため、変更または編集しないでください。
グループ割り当て
管理者は、グループ割り当てを使用してコンテキスト アクションを特定の vRealize Orchestrator グループに割り当てることができます。これらのグループのユーザーは、vSphere でコンテキスト アクションを使用できます。ユーザーは、グループに割り当てられているワークフローのみを実行できます。
ユーザーが vSphere Client にログインすると、vCOIN プラグインで vRealize Orchestrator と同じビューや権限が与えられます。たとえば、ユーザーが vRealize Orchestrator で閲覧者ロールを持っている場合、vSphere Client でワークフローを実行することはできません。
グループ割り当てを使用するには、vRealize Orchestrator で少なくとも 1 つのグループが定義されている必要があります。デザイナ または 管理者 など、特定のユーザー ロールを利用する場合は、vRealize Orchestrator 環境で vRealize Automation ライセンスを使用する必要があります。
コンテキスト アクションをグループに割り当てると、マッピングされたすべてのワークフローが、構成アイテムとともに、割り当てられたグループ内のグループ アイテムとして追加されます。
vCOIN プラグインの機能要件
- スタンドアローン vRealize Orchestrator 8.9.x 環境のみ。このプラグインは、vRealize Automation に組み込まれている vRealize Orchestrator のインスタンスではサポートされません。
- vCOIN プラグインは、vRealize Orchestrator でのみ使用できます。プラグインをアップグレードするには、vRealize Orchestrator をアップグレードする必要があります。
- vSphere 7.0 U1 以降。バージョン 7.0 以前はサポートされていません。
- vCenter Server ごとに最大 1 つの vCOIN を登録できます。
- 複数の vCenter Server を使用する vSphere 展開(拡張リンク モード)では、1 つの vCOIN プラグインを複数の vCenter Server に登録するか(vCenter Server ごとに最大 1 つのプラグイン インストール)、複数の vCenter Server に複数の vCOIN を登録できます。
- プラグインを使用する前に、vRealize Orchestrator Appliance でサービスを有効にしてプラグインを構成する必要があります。vCOIN プラグインの構成を参照してください。