VMware vRealize Orchestrator 8.9 | 2022 年 8 月 9 日
|
このドキュメントの更新:
日付 | 更新の説明 | タイプ |
---|---|---|
2022 年 8 月 9 日 | 初期公開。 |
vRealize Orchestrator 8.9 | 2022 年 8 月 9 日 各リリース ノートで、追加または更新された情報をご確認ください。 |
VMware vRealize Orchestrator 8.9 | 2022 年 8 月 9 日
|
このドキュメントの更新:
日付 | 更新の説明 | タイプ |
---|---|---|
2022 年 8 月 9 日 | 初期公開。 |
vRealize Orchestrator 8.9 には新機能と解決された問題が含まれています。
vRealize Orchestrator Plug-in for vSphere Web Client
vRealize Orchestrator Plug-in for vSphere Web Client(vCOIN プラグインとも呼ばれる)は、vRealize Orchestrator (vRO) と vSphere Client 間の統合を提供します。このプラグインは、スタンドアローンの vRealize Orchestrator 8.9 インスタンスでサポートされます。
このプラグインを使用すると、vSphere Client にログインしたユーザーは、vSphere Client 内から vRealize Orchestrator ワークフローを実行、スケジュール設定、および監視できます。このプラグインを使用すると、1 つ以上のインベントリ オブジェクトを選択し、入力パラメータに選択したコンテキスト オブジェクトが自動的に事前入力された状態で、vRealize Orchestrator ワークフローを実行またはスケジュール設定できます。
vRealize Orchestrator Plug-in for vSphere Web Client は、vSphere プラグインの標準のリモート プラグイン アーキテクチャに従っており、スタンドアローンの vRealize Orchestrator 展開内で個別のサービスとして提供されます。vCOIN プラグインを有効にするには、vRealize Orchestrator 環境で認証プロバイダとして vSphere を使用する必要があります。
vRealize Orchestrator Plug-in for vSphere Web Client の詳細を確認してください。
vRealize Orchestrator Appliance は OVA ファイルとして配布される VMware Photon OS ベースのアプライアンスです。内部 PostgreSQL データベースを使用して事前にビルド、構成されており、vCenter Server 6.0 以降で展開できます。
vRealize Orchestrator Appliance を使用すると、VMware クラウド スタック(vRealize Automation、vCenter Server を含む)と、お使いの IT プロセスおよび環境を、すばやく、簡単に、低コストで統合できます。
vRealize Orchestrator Appliance を展開する手順については、「vRealize Orchestrator Appliance のダウンロードと展開」を参照してください。
vRealize Orchestrator Appliance サーバの設定の詳細については、スタンドアローン vRealize Orchestrator サーバの構成を参照してください。
マウントされた ISO イメージを使用して、スタンドアローンまたはクラスタ化された vRealize Orchestrator 8.x 展開を最新の製品バージョンにアップグレードできます。
vRealize Orchestrator Appliance のアップグレードの詳細については、「vRealize Orchestrator のアップグレード」を参照してください。
vSphere または vRealize Automation で認証されたスタンドアローン vRealize Orchestrator インスタンスを vRealize Orchestrator 8.x に移行できます。移行でサポートされる vRealize Orchestrator 7.x の製品バージョンは、バージョン 7.3 から 7.6 です。クラスタ化された vRealize Orchestrator 7.x の展開の移行はサポートされません。
vRealize Orchestrator Appliance の移行の詳細については、「vRealize Orchestrator の移行」を参照してください。
vRealize Orchestrator 8.9 をインストールすると、デフォルトで次のプラグインもインストールされます。
vRealize Orchestrator の以前のリリースの機能と問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。vRealize Orchestrator の以前のリリースのリリース ノートを確認するには、次のいずれかのリンクをクリックしてください。
Cloud Services プラグイン パッケージは FIPS モードではインストールされません。
Cloud Services プラグインは、vRealize Automation プラグインの導入後に廃止されます。Cloud Services プラグインは廃止され、vRealize Orchestrator 8.9.1 リリースで削除されます。vRealize Automation Cloud へのすべてのワークロードで vRealize Automation プラグインを使用することを検討してください。削除後も Cloud Services プラグインを使用している場合、ワークフローの実行とアクションが失敗し始めます。
vRealize Orchestrator の SSH プラグインの強化。
vRealize Orchestrator 用 SSH プラグインの新しいリリースでは、ECDSA アルゴリズムのサポートが [キー ペアの生成] ワークフローですでに使用可能な暗号のリストに追加されています。この変更により、より強力な暗号化アルゴリズムを必要とする新しいバージョンの ESXi(7.0.3 以降)のデフォルトの SSH デーモン構成が解決されます。ESXi 7.0.3 リリースで導入された変更の詳細については、VMware ESXi 7.0 Update 3d リリース ノートを参照してください。サポートされているキーのタイプとサイズの詳細については、キー ペアの生成を参照してください。
このセクションには、以前の既知の問題(以前のリリースの vRealize Orchestrator から残っており、まだ製品に含まれている問題)が含まれています。
vCenter Server プラグインのストレージ VSAN ワークフローで、ソリッド ステート ドライブ (SSD) ディスクを ESXi ホストに追加できない
「ディスクのディスク グループへの追加」ワークフローと「ディスクのディスク グループからの削除」ワークフローでは、キャパシティ ディスクとしての SSD ディスクを ESXi ホストに追加することはできません。
回避策はありません。
特定の状況下で ASCII 以外の文字の処理に問題が発生する
次のような状況で入力パラメータに ASCII 以外の文字を使用すると、正常に動作しなくなります。
回避策はありません。
SSH プラグインでファイアウォール接続の問題が発生する
SSH プラグインを Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) ファイアウォールに接続できません。
回避策:vRealize Orchestrator 7.1 用の SSH プラグインは Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) ファイアウォールへの接続をサポートしていません。
SOAP または REST ホストへの接続、あるいは証明書のインポートで問題が発生するときには、SSL または TLS の特定のバージョンを明示的に有効にしなければならない場合がある
この問題の詳細については、『Java Secure Socket Extension (JSSE) リファレンス ガイド』を参照してください。
回避策:送信 HTTPS の接続に SSLv3 と TLSv1 を明示的に有効にする方法については、「vRO 6.0.x で送信 HTTPS の接続に TLSv1.1 と TLSv1.2 を有効にする方法 (KB 2144316)」を参照してください。
認証プロキシ サーバ経由で SOAP プラグインを接続できない
[SOAP ホストの追加] ワークフローを実行しようとすると、プロキシ サーバ認証で問題が発生します。
回避策:ワークフローを実行するときは、認証を必要としないプロキシ サーバを使用します。
認証プロバイダの証明書が変更または再生成された場合、vRealize Orchestrator の認証設定が無効になることがある
コントロール センターで認証プロバイダとして設定された vRealize Automation インスタンスまたは vSphere インスタンスの SSL 証明書が変更または再生成されると、vRealize Orchestrator の認証設定が無効になり、vRealize Orchestrator サーバが起動できなくなります。
回避策:次の手順に従って、新しい認証プロバイダ証明書をインポートします。
vRealize Orchestrator コントロール センターでプラグインをインストールしているときにエラー メッセージが表示される
コントロール センターの プラグインを管理 ページからプラグインをインストールすると、次のエラー メッセージが表示されます。プラグイン「name_of_the_plug-in」(plug-in_file_name) は現在のプラットフォーム バージョンと互換性がありません。サポートされているプラットフォーム バージョンは「names_of_the_supported_versions」です。[インストール] ボタンをクリックするとこのままインストールされます。
回避策:このエラーを無視して、プラグインのインストールを続行しても問題ありません。
配列型の vCenter Server データ オブジェクトのプロパティに値を追加できない
vRealize Orchestrator がスクリプトを実行すると、vCenter Server プラグインが JavaScript 配列を固定サイズの Java 配列に変換します。そのため、配列をプロパティ値として取得する vCenter Server データ オブジェクトには、新しい値を追加できません。事前設定した配列にオブジェクトを渡してインスタンス化すると、配列をプロパティとして取得するオブジェクトを作成できます。ただし、オブジェクトをインスタンス化すると、配列に値を追加できなくなります。
たとえば、次のコードは機能しません。
var spec = new VcVirtualMachineConfigSpec();
spec.deviceChange = [];
spec.deviceChange[0] = new VcVirtualDeviceConfigSpec();
System.log(spec.deviceChange[0]);
上記のコードでは、vRealize Orchestrator が空の spec.deviceChange JavaScript 配列を固定サイズの Java 配列 VirtualDeviceConfigSpec[] に変換した後、setDeviceChange() を呼び出しています。vRealize Orchestrator は spec.deviceChange[0] = new VcVirtualDeviceConfigSpec() を呼び出すときに、getDeviceChange() を呼び出しますが、配列は、固定サイズの空の Java 配列のままとなります。spec.deviceChange.add() を呼び出しても同じ動作になります。
回避策:配列をローカル変数として宣言します。
var spec = new VcVirtualMachineConfigSpec();
var deviceSpec = [];
deviceSpec[0] = new VcVirtualDeviceConfigSpec();
spec.deviceChange = deviceSpec;
System.log(spec.deviceChange[0]);