vRealize Suite は、Standard、Advanced、Enterprise の各エディションで使用可能です。vRealize Suite のエディションには、さまざまな製品のエディションと各種の機能を備えた個々の製品が含まれています。

vRealize Suite の Standard、Advanced、Enterprise の各エディションには、それぞれ異なる機能セットが用意されています(次の表に概要を記載)。

表 1. vRealize Suite のエディションの機能
vRealize Suite 製品 vRealize Suite の機能 Standard Edition Advanced Edition Enterprise Edition
vRealize Operations ManagervRealize Log InsightvRealize Infrastructure Navigator を含む) ログの分析 はい はい はい
運用プラットフォーム はい はい はい
視覚化 はい はい はい
ポリシー管理 はい はい はい
パフォーマンスの監視と分析 はい はい はい
キャパシティ管理 はい はい はい
ワークロードのバランシング はい はい はい
変更、構成およびコンプライアンス管理 はい はい はい
アプリケーション依存関係のマッピング はい はい はい
アプリケーションの監視 はい はい
vRealize Business for Cloud 仮想インフラストラクチャの自動的な計測、コスト計算および価格設定 はい はい はい
vRealize Automation に統合されたサービス カタログの自動価格設定 はい はい はい
仮想インフラストラクチャの使用状況分析 はい はい はい
自動レポート作成を可能にするエクスポート可能なデータ セット はい はい はい
パブリック クラウドと仮想化インフラストラクチャのコスト比較 はい はい はい
パブリック クラウドのコスト計算、使用状況分析および価格設定 いいえ はい はい
仮想インフラストラクチャおよびパブリック クラウドのロールベースのショーバック いいえ はい はい
vRealize Operations Manager に統合されたデータセンターの最適化 いいえ はい はい
vRealize Operations Manager に統合され、再利用可能な仮想インフラストラクチャの計測 いいえ はい はい
カスタム レポート、ビジュアル チャート、データの自動抽出のための API いいえ はい はい
vRealize Automation 統一されたサービス カタログと API 関数によるセルフサービス いいえ はい はい
マルチベンダーの仮想、物理およびパブリック クラウドのサポート いいえ はい はい
IaaS。単一階層および多重階層のマシン プロビジョニングにおける包括的なライフサイクル管理 いいえ はい はい
IaaS。ネットワークおよびセキュリティの構成 いいえ はい はい
Anything as a service (XaaS)。カスタム IT サービスのオーサリング いいえ はい はい
XaaS。カタログ アイテムとして、またはインストール後にデプロイ可能 いいえ はい はい
アプリケーション オーサリングソフトウェア コンポーネントのオーサリングおよびアプリケーション スタック プロビジョニング いいえ いいえ はい
アプリケーション オーサリング動的なソフトウェア スクリプティングと依存関係バインディング いいえ いいえ はい
アプリケーション オーサリングアプリケーション中心のネットワークおよびセキュリティ構成 いいえ いいえ はい

vRealize Suite 製品

VMware vRealize Suite には、購入された vRealize Suite のエディションに基づき次の製品またはそれらの製品のサブセットが含まれています。

表 2. vRealize Suite に含まれる製品
製品名 説明
vRealize Operations Manager 仮想環境内のあらゆるレベルの各オブジェクト、個別の仮想マシン、ディスク ドライブのパフォーマンス データから、クラスタやデータセンター全体のパフォーマンス データに至るまで収集します。データを保存して分析し、その分析結果を使用して仮想環境内のあらゆる場所の問題または潜在的問題に関するリアルタイムの情報を提供します。
vRealize Infrastructure Navigator アプリケーション サービスを自動的に検出し、関係を表示し、仮想化されたコンピューティング、ストレージ、ネットワーク リソースにおけるアプリケーションの依存関係をマッピングします。
vRealize Log Insight リアルタイムの検索と分析機能により、vSphere のエディションすべてを含む、vRealize Suite のスケーラブルなログの集約とインデックス作成を行います。Log Insight は、ログを収集、インポート、分析することによって、物理環境、仮想環境およびクラウド環境にわたってシステム、サービス、アプリケーションに関する問題にリアルタイムで回答を提供します。
vRealize Automation プライベート クラウドとパブリック クラウド、物理インフラストラクチャ、ハイパーバイザー、およびパブリック クラウド プロバイダをまたがる業務用クラウド サービスの導入および提供に役立ちます。vRealize Automation Enterprise には vRealize Automation Application Services が含まれます。
vRealize Orchestrator 複雑な IT タスクの自動化を簡素化し、vRealize Suite 製品と連携して、サービスの提供および運用管理を適合および拡張し、それにより、既存のインフラストラクチャ、ツール、およびプロセスと効果的に連携するようにします。
vRealize Business for Cloud クラウド インフラストラクチャの財務的な側面に関する情報を提供し、これらの操作を最適化および改善します。

vRealize Suite のエディションとその製品のエディション

vRealize Suite の Standard、Advanced および Enterprise エディションでは特定の製品のエディションを利用できます。

表 3. Suite のエディションにおける vRealize Suite ソフトウェア製品のエディション
vRealize 製品のエディション vRealize Suite Standard Edition vRealize Suite Advanced Edition vRealize Suite Enterprise Edition
VMware vRealize Automation Advanced Edition いいえ はい いいえ
VMware vRealize Automation Enterprise Edition いいえ いいえ はい
VMware vRealize Operations Management Suite (Advanced) はい はい はい
VMware vRealize Operations Management Suite Application Monitoring いいえ いいえ はい
VMware vRealize Business for CloudStandard Edition はい いいえ いいえ
VMware vRealize Business for Cloud Advanced Edition いいえ はい はい
VMware vRealize Orchestrator Advanced Edition いいえ はい いいえ
VMware vRealize Orchestrator Enterprise Edition いいえ いいえ はい
VMware vRealize Log Insight はい はい はい
VMware vRealize Infrastructure Navigator はい はい はい