ストレージを適切に設計することは、仮想データセンターが十分にその機能を発揮するための基本です。

  • アプリケーション、サービス、管理者およびユーザーの多様なニーズを満たすためにはストレージの設計を最適化する必要があります。
  • パフォーマンス、容量、可用性の特性はストレージの階層によって異なります。
  • すべてのアプリケーションが高価で高パフォーマンス、高可用性のストレージを必要とするわけではないため、異なるストレージ階層を設計することは費用対効果に優れています。
  • ファイバ チャネル、NFS および iSCSI は仮想マシンのニーズをサポートするための十分に完成した実行可能なオプションです。

以下の図は、さまざまな種類のホストが異なるストレージ アレイをどのように活用しているかを示したものです。管理クラスタのホストは、管理、監視およびポータル用のストレージを必要とします。Edge クラスタのホストは、お客様がアクセスできるストレージを必要とします。ペイロード クラスタのホストはお客様の固有のストレージにアクセスします。ペイロード クラスタのホストごとにアクセスするストレージは異なります。

ストレージ管理者はすべてのストレージを管理することができますが、ストレージ管理者にはお客様のデータへのアクセス権がありません。

図 1. さまざまなホストをサポートするストレージ
共有ストレージの設計例