初期完全同期中にデータ転送によって生成されるネットワーク トラフィックを削減することができます。vSphere Replication では、レプリケーションを構成するときに仮想ディスク ファイルのコピーまたはターゲット データストアでの既存ファイルの使用、およびレプリケーション シードとしてのファイルの指定が可能です。

vSphere Replication は、ソース サイトとターゲット サイトの違いを比較して、変更されたブロックのみをレプリケートします。

レプリケーションの構成時に、仮想マシンまたは特定のディスクのターゲット データストアを選択すると、vSphere Replication は、ターゲット データストア内でソース サイトと同じファイル名のディスクを検索します。すでに同じ名前のファイルがある場合は、ウィザードに警告が表示されます。レプリケーション シードを確認して構成することもできますが、レプリケーション シードを使用しないこともできます。検出されたシードを使用しない場合、レプリカ ファイルは一意の名前を持つ新しいディレクトリに配置されます。[シードを選択] チェック ボックスをオンにしてシードを構成する場合、ウィザードに新しいページが表示され、各仮想マシン上のディスクごとにシードを構成できます。

注: ソース データストアからターゲット データストアにファイルをコピーする場合は、レプリケーションのシードとして使用する VMDK ファイルをダウンロードする前に、ソース仮想マシンをパワーオフする必要があります。